京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
西賀茂にある真言宗系の単立寺院で、「西賀茂の弘法さん」として親しまれている。 寺伝によれば、1217年に上賀茂神社神主 賀茂能久が、「霊光の照らした地に一宇を建立せよ」との神託を受け、大和国から慶円を招き創建したと伝えられている。 この由緒に因み、「神光院」と号されたという。 以後、密教の道場として栄えたが、明治の廃仏毀釈で廃寺となりかけ、明治11年に再興された。 本尊の弘法大師像は、空海自ら刻んだと伝え、「京都三弘法」のひとつであり、「厄除大師」として篤く信仰されている。 また、境内の茶室 蓮月庵は、幕末の女流歌人で陶芸家の太田垣連月が、明治8年に死去するまでの晩年の10年間を隠棲した草庵として知られる。 毎年7月21日と土用の丑の日には、諸病封じのきうり加持が行われる。
観光寺院ではありませんが西賀茂にある素敵なお寺さんです。 山門を入ってすぐ左手には、平屋建ての庵があります。 ここは幕末の歌人太田垣連月が晩年に隠棲した小庵。 連月は鴨川の見える三本松に生まれ、この小庵で85歳の生涯を閉じるまで、すべての肉親を失うという悲運に見舞われました。 その薄辛な境涯のなかで、陶芸で生計をたて、歌を詠み、自分の生きる道を見つけたといわれます。 明治8年、この庵で生涯を閉じ、別れを惜しんだ西賀茂村の住人が総出で弔いをしたといいます。
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