京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
聖徳太子が創建したと伝わる天台宗系単立の古刹。 寺号は頂法寺だが、本堂が六角宝形造であることから「六角堂」と通称されている。 比叡山の堂僧であった若き親鸞が、六角堂に百日間参籠し、太子の霊告を授かり、後に真宗開宗の根源となった。 平安時代より庶民の信仰を集め、革堂(行願寺)が上京の町堂に対し、六角堂は下京の町堂として町衆の生活文化や自治活動の中核となる役割を果たしてきた。 また、「いけばな発祥の地」としても知られ、本堂北側に建つ頂法寺本坊は池坊と呼ばれ、日本最大の華道家元して名高い。 かつて池坊の僧が、本尊に花を供えることとなっており、室町時代以降、立花の名手を数々輩出し、代々、池坊の華道宗家が六角堂の住職を兼ねることとなった。
およそ京都らしくない烏丸通の近代的なビル街の谷間に建っている京都屈指の古刹です。
あくまで寺伝で信憑性は低いですが、飛鳥時代587年創建ということで、京都最古の寺とも云われる太秦の広隆寺より古いことになります。
また、平安時代以前は今より南に15メートルほどの場所にあったそうですが、それでも今も昔も京都の中心地に建っていたことは変わりません。
境内には有名な「へそ石」や、池には焼失前の旧六角堂の礎石なども残り、近未来的な空間の中にも歴史ロマンをそこはかとなく感じさせてくれます。
なんとなく英国ロンドンのシティのビル街に残るロンドンウォールを想い出しました。
なお、私は華道には疎いですが、池坊会館3階にある「いけばな資料館」は、予約すれば誰でも無料で見学できるそうです。
その道の方は、お参りついでに見学すればいいかもしれません。
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