江文神社

大原の産土神

大原八ヶ町の産土神。平安時代後期、背後の金比羅山に祀られていた神々を、山麓に御殿を創建して勧請したものと伝わる。「八朔祭」では、男は三度笠の道中姿で、女は大原女姿で伝統芸能「八朔踊」が奉納される。

江文神社

江文神社について

基本情報

社名
江文神社(えぶみじんじゃ)
創建
伝 平安時代後期
主祭神
倉稲魂神(ウカノミタマ)
旧社格
式内社論社、村社
例祭
5月5日
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
江文神社前バス停徒歩5分
住所
京都府京都市左京区大原野村町643

概要・歴史

大原八ヶ町の産土神。 平安時代後期、西方に聳える江文山(金比羅山)の頂に祀られていた神々を、山麓に御殿を創建して勧請したものと伝わる。 また、三千院の鎮守神として創祀されたとも、慈覚大師円仁の勧請によるともいわれ、山王神道と深い関係を持った。 明治期まで、節分の日に男女が一夜参籠する「大原雑魚寝」の風俗があった。 毎年9月1日の「八朔祭」では、男は三度笠の道中姿で、女は大原女姿で伝統芸能「八朔踊」が奉納される。

見所

観光名所
正殿 - 倉稲魂神を祀る。
右殿 - 志那都彦神(シナツヒコ)を祀る。
左殿 - 軻遇突智神(カグツチ)を祀る。
拝殿 - 明治期まで、節分の日に男女が拝殿で一夜参籠する「大原雑魚寝」の風俗があった。
境内社 - 級長津彦社(級長津彦命・発鳥神)、軻遇突智社(軻遇突智神・飯道山神・八幡宮)、満山社(愛宕神・御霊神・鹿島神)、天満宮社(天満宮・稲荷神)。
境外社 - 梅ノ宮社(大原大長瀬町に鎮座)。
江文峠 - 大原と静原を結ぶ峠。静原峠とも。旧道には金比羅大権現の石碑が立つ。

祭事

毎月1日
月次祭
1月1日
歳旦祭
3月1日
祈年祭
5月5日
例大祭 - 神幸祭。
9月1日
八朔祭 - 男は三度笠の道中姿で、女は大原女姿で伝統芸能「八朔踊」が奉納される。
10月10日
豊年祭
11月23日
新嘗祭

撮影後記

 大原から静原へ抜ける江文峠の途中にある神社です。 京都一周トレイルのコースになっているらしく、金毘羅山に向かうハイカーの方が次から次へとやってきました。 江文神社が目的なのは私一人だけでした。
 明治期までは、拝殿において「大原雑魚寝」の風俗があり、節分の夜は、江文神社の拝殿に参籠し、通夜したそうです。 この夜はいかなる情事があっても見て見ぬふりをしたそうであります。

更新履歴

2012年6月19日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。

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