京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
京田辺市にある臨済宗大徳寺派の寺院で、一休宗純が中興し、88才で亡くなるまでの四半世紀を過ごしたことから、「一休寺」として広く知られている。 鎌倉時代の正応年間(1288年~1293年)、大応国師 南浦紹明が、妙勝禅寺を創建したことにはじまる。 その後、兵火で荒廃し、1456年に一休禅師が復興し、大応国師の法恩に酬いることから「酬恩庵」と号した。 現在の伽藍は、江戸時代初期に加賀前田家の寄進により整備されたもの。 本堂は、室町時代永享年間に建立され、山城・大和地方の唐様建築では最も古い。 方丈仏間に安置されている一休和尚坐像は、一休自身の頭髪を抜いて植え付けた大変珍しい坐像で、宝物殿の一休和尚像は、ざんばら髪で無精ひげをのばし、右足を曲げて左足のもも上に組んで座る頂相。 以上いずれも国の重要文化財である。 また、方丈の三面庭園は、江戸時代作庭の枯山水庭園で国の名勝に指定されている。 境内には、宮内庁の管理で後小松天皇皇子であった一休禅師の墓がある。
いっきゅうさんでお馴染みのお寺です。
境内には、「このはしわたるな」橋や、虎が描かれた屏風が何気にあり、思わずほくそ笑んでしまいました。
夜には、城陽の上方温泉一休に立ち寄り、この日は一休三昧になりました。
境内の宝物殿には、一休さんの頂相が展示されています。
禅師でありながら、ざんばら髪で無精ひげをのばし、右足を曲げて左足のもも上に組んで座る。
実際の一休さんは、アニメのかわいらしい聖人君子のような設定とは異なり、一筋縄ではいかないような人だったようです。
また、方丈に安置されている一休和尚坐像は、一休さん自身の頭髪を抜いて植え付けたという像で、奇抜な発想で驚かされます。
自由奔放で奇行が多かった人といわれます。
そういった「ちょいワルおやじ」だったからこそ、江戸時代に本になり人気をはくし、今なお人気があるのでしょうね。
先日、BSの京都1200年の旅という番組で一休さんの特集を放送していました。
一休さんの遺偈(辞世の句の書)が当寺と大徳寺の真珠庵に残っています。
一休寺の方は、版が押され整然と文字が並び、真珠庵のものは、一文字が後から付け足されたように書かれていました。
普通ならば、真珠庵のものは下書きであるところなのですが、一休さんの為人から、どちらが清書なのかというお話で、興味深いと思いました。
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