長徳寺

オカメ桜

出町柳にある浄土宗の寺である。1605年、長谷川宗仁によって中京区裏寺町に創建されたが、焼失のため1672年に現在地に移転した。早春には門前にオカメザクラが咲き、いち早い花見を愉しむ京都市民が足を寄せる。

長徳寺

長徳寺について

基本情報

寺号
報恩山長徳寺(ほうおんざんちょうとくじ)
宗派
浄土宗
創建
1605年(慶長十年)
開山
万愚牛廊
開基
長谷川宗仁 - 戦国武将。
札所
四十八願所 第23願
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
出町柳駅すぐ
住所
京都府京都市左京区田中下柳町34-1

概要

出町柳にある浄土宗の寺である。 1605年(慶長十年)、摂津溝口領主 長谷川宗仁によって万愚牛廊を開山に中京区裏寺町に創建された。 1672年(寛文12年)、焼失後に現在地に寺基を遷した。 境内の地蔵堂には、舒明天皇の御代、百済から渡来したという北向地蔵尊が安置され、寿命長久に霊験があるとされる。 山門脇には早春に咲くオカメザクラが植えられ、いち早い花見を愉しむ京都市民が足を寄せる。

見所

観光名所
地蔵堂 - 舒明天皇の御代、百済から渡来したという北向地蔵尊が安置されている。平安時代初期、西寺に下賜され、衰退後に物集女里の一宇に遷され、その後に長徳寺に遷したものと伝わる。
オカメザクラ(お亀桜) - 山門脇に早春に咲くサトザクラの栽培品種「オカメ」が平成5年に植えられている。
墓地 - 開基の長谷川宗仁、鷹司家の諸大夫 小林良典の墓がある。

歴史

1605年
摂津溝口領主 長谷川宗仁によって万愚牛廊を開山に中京区裏寺町に創建された。
1672年
焼失後に現在地に移った。

撮影後記

 高野川と賀茂川が出会うこの地は、上流から運ばれてきた川砂が堆積し、「砂川」という小川が鴨川に注ぎ、砂の河原に囲まれていたそうです。 そこに浄土宗三カ寺(長徳寺、常林寺、正定院)が建ち、「砂川の三軒寺」のひとつといわれます。
 南隣りには、以前アップした萩で有名な「常林寺」があり、寺町の大火で焼きだされて、長徳寺と同時期に出町柳に移ってきました。 境内どこを掘っても砂地なため、ハギの生育に適しているのだそうです。 サクラも水はけの良い土を好むので、良いのかもしれません。

更新履歴

2015年3月4日
初版をアップロードしました。

長徳寺紀行のコメント

コメントを書く

お名前 ※
ホームページ
コメント本文 ※
認証キー ※ (半角)
Captcha Code

フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。

おすすめギャラリー

鎌倉

鎌倉紀行

作品追加中
さくら

さくら紀行

作品追加中
美瑛・富良野