金札宮

クロガネモチの御神木

750年の創建と伝わる伏見で最も古い神社のひとつである。旧久米村の産土神として崇敬され、境内には市の天然記念物に指定されているクロガネモチの御神木が立つ。また、観阿弥の謡曲「金札」の縁起となっている。

金札宮

金札宮について

基本情報

社名
金札宮(きんさつぐう)
創建
伝750年(天平勝宝二年)
主祭神
天太玉命(フトダマ)、天照大御神、倉稲魂命(ウカノミタマ)
旧社格
村社
例祭
5月15日~16日
駐車場
専用駐車場なし
交通機関
京阪丹波橋駅徒歩5分、近鉄丹波橋駅徒歩5分
住所
京都府京都市伏見区鷹匠町8
サイト
金札宮

概要

750年(天平勝宝二年)の創建と伝わる伏見で最も古い神社のひとつである。 旧久米村の産土神として崇敬され、祭祀を司る天太玉命(白菊翁・白菊大明神)を祀っている。 境内にはクロガネモチの御神木が立ち、京都市指定天然記念物に指定されている。 また、観阿弥の謡曲「金札」でも知られる。

見所

市天然記念物
クロガネモチ - 樹高10.6m、幹周2.19mの巨樹で、御神木となっている。1754年(宝暦四年)に出版された「山城名跡巡行志」に既に掲載されている。
観光名所
本殿 - 嘉永元年(1848年)の造営。
拝殿 - 嘉永元年(1848年)の造営。
末社 - 金刀比羅社、恵比須社、公岡稲荷大明神、大國主命・事代主命、橋吉稲荷社、常磐稲荷社。

祭事

1月9~10日
恵比須宝恵駕籠巡行 - 平成22年に55年ぶりに復活した。かつては近隣の花街・中書島の芸妓を寶惠駕籠に乗せて巡行していた。
2月3日
追儺式・節分会
5月15~16日
春季例大祭
11月23日
お火焚祭

歴史

750年
孝謙天皇が「金札白菊大明神」の宸翰を贈り、旧久米村の里人が社殿を造営したと伝わる。
859年~876年
貞観年間、橘良基が阿波国より天太玉命を勧請したものとも伝えられる。
1299年
後伏見天皇が荘園を寄進し殷盛をきわめた。
1322年
境内に神宮寺の久米寺が再興された。
1355年
久米寺が西方寺と改められた。
応仁の乱
兵火で焼失。
1501~1526年
後柏原天皇の御代、社殿の修繕の勅があり社勢を取り戻した。
1592年
豊臣秀吉による伏見城築城の際に、西方250mの御駕篭町へ遷された。
1604年
喜運寺が創建された際、鎮守杜として現在の鷹匠町に遷座した。
明治維新
神仏分離で独立した。

撮影後記

 天から金の御札が降ってくる観阿弥の作と伝わる能の謡曲「金札」は、金札宮の縁起を表したものだそうです。 また、西方250mの御駕篭町にあった旧社地には、近年まで「白菊井」と呼ばれる名水が涌いていたそうです。

更新履歴

2014年12月12日
初版をアップロードしました。

金札宮紀行のコメント

コメントを書く

お名前 ※
ホームページ
コメント本文 ※
認証キー ※ (半角)
Captcha Code

フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。

おすすめギャラリー

鎌倉

鎌倉紀行

作品追加中
さくら

さくら紀行

作品追加中
美瑛・富良野