鷺森神社

さんよれ祭

貞観年間に創建されたと伝わる修学院、山端一帯の産土神。神使の鷺が、杜に群集していたのが社名の由来とされる。例祭「さんよれ祭」では、菅笠に紅たすきの着物姿の少年が、扇子を片手に氏子区域を練り歩く。

鷺森神社

鷺森神社について

基本情報

社名
鷺森神社(さぎのもりじんじゃ、さぎもりじんじゃ)
別称
修学寺の天王
創建
伝 859年~877年(貞観年間)
主祭神
素盞嗚尊(スサノオ)
旧社格
村社
例祭
5月5日
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
叡電修学院駅徒歩6分、市バス修学院道バス停徒歩7分
住所
京都府京都市左京区修学院宮ノ脇町16

概要

平安時代初期の貞観年間(859年~877年)に創建されたと伝わる。 神使の鷺が、杜に群集していたのが社名の由来とされる。 比叡山山麓の修学院、山端一帯の産土神として信仰が厚い。 創建時は赤山禅院の側に鎮座していたが、修学院離宮の造営にともない、現社地に遷座した。 毎年5月5日の例祭「さんよれ祭」では、菅笠に紅たすきの着物姿の少年が、扇子を片手に、「サンヨレ」という掛声で氏子区域を練り歩く。

見所

観光名所
本殿 - 1775年の改築。
拝殿 - 1775年の造営。
手水舎 - 1775年の造営。
回廊 - 昭和42年の造営。
絵馬堂
御幸橋 - 昭和42に宮川に架設。もと音羽川にかかり、後水尾天皇や霊元天皇も渡られた。
旧社殿跡 - 境内社 豊稲荷神社付近にあった。
八重垣 - 縁結びの石。
末社
天照皇大神宮、熊野皇大神社、住吉大明神社、八幡宮
境内神社
豊稲荷神社

祭事

1月1日
歳旦祭
2月11日
祈年祭(春祭)
5月4日
宵宮祭(例祭)
5月5日
神幸祭(例祭) - 「さんよれ祭」「七里祭」とも。装束姿で赤山禅院に参詣し、修学院御旅所からの御神渡御。少年たちが菅笠に紅たすきの着物姿で、手には扇子を持ち、「サンヨレ サンヨレ」という掛声で氏子区域を練り歩く。
11月23日
新嘗祭(秋祭)
12月5日
御火焚祭

歴史

859年~877年
貞観年間、比叡山山麓の赤山禅院の付近に創建され、牛頭天王を祀っていたと伝わる。
 
比叡山麓七里(修学寺・山端・一乗寺・薮里・豊楽寺・高野・大原)の産土神の一つで、「修学寺ノ天王」と称された。
応仁の乱
兵火で焼失し、現在の修学院離宮の地に遷座した。
1689年
修学院離宮の造営にあたり、現在の地に遷座した。
1724年
霊元上皇が行幸された。
1729年
霊元上皇が再度行幸された。

撮影後記

 創建時はもうチョイ北の赤山禅院の付近に鎮座していたそうです。 ここは京都から比叡山に至る最短の古道で、千日回峰行の行者道でもある雲母坂(きららざか)の登り口にあたり、平安末期から鎌倉時代の名僧で天台座主を務めた慈円は「比叡の山は 冬こそいとど 寂しけれ 雪の色なる 鷺の杜より」という当社で詠んだ句を残しています。
 その赤山禅院と共に、秋の紅葉は見事であります。 曼殊院の近くにあって影が薄いですが、隠れ紅葉スポットのひとつであります。

更新履歴

2012年2月21日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。

鷺森神社紀行のコメント

コメントを書く

お名前 ※
ホームページ
コメント本文 ※
認証キー ※ (半角)
Captcha Code

フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。

おすすめギャラリー

鎌倉

鎌倉紀行

作品追加中
さくら

さくら紀行

作品追加中
美瑛・富良野