熊野神社

京都三熊野

丸太町通と東大路通の交差点に鎮座する「京都三熊野」のひとつで、811年の創建。聖護院が創建されると、当社は守護神として祟められ、別当職を置いて管理された。江戸時代に再興され、鴨川に至る広大な境域であった。

熊野神社

熊野神社について

基本情報

社名
熊野神社(くまのじんじゃ)
別称
熊野権現社、権現さん
創建
811年(弘仁二年)
主祭神
伊弉冉(イザナミ)、伊弉諾(イザナギ)、天照大神、速玉男、事解男
旧社格
郷社
例祭
5月16日
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
熊野神社前バス停すぐ
住所
京都府京都市左京区聖護院山王町43

概要

「京都三熊野(他は新熊野神社、熊野若王子神社)」のひとつで、聖護院の鎮守社であった。 811年(弘仁二年)、阿闍梨 日圓上人が、国家護持のために紀州の熊野大神を歓請したのが起源。 白河上皇の勅願により聖護院が創建されると、当社は守護神として祟められ別当職を置いて管理された。 応仁の乱の兵火で荒廃したが、江戸時代に再興され、鴨川に至る広大な境域であった。 節分祭では「火の用心お札」を受ける風習がある。

見所

観光名所
本殿 - 天保6年(1835年)に下鴨神社旧本殿から移築された。
拝殿
末社 - 春日社、稲荷社、祖霊社。
西尾為冶の像 - 八ッ橋製法に改良を重ね、八ッ橋の中興の祖といわれる。「八ッ橋発祥の地」の石碑もある。

祭事

1月1日
歳旦祭
2月2~3日
節分祭 - 「火の用心お札」を受ける風習がある。
4月29日
神幸祭
5月16日
例祭
8月15日
祖霊祭
11月20日
火焚祭

歴史

811年
阿闍梨 日圓上人が、国家護持のために紀州の熊野大神を歓請し、「熊野権現社」と称した。
1090年
白河上皇の勅願により聖護院が創建され、守護神として祟められ別当職を置いて管理し、「白川熊野社」と称された。
平安時代末
後白河法皇は度々熊野詣を行われ、社頭の整備が行われた。
応仁の乱
兵火で荒廃した。
1666年
聖護院宮道寛法親王により再興され、鴨川に至る広大な境内となった。
1835年
大修造が行われ、下鴨神社旧本殿が移築された。
明治維新
神仏分離により、「熊野神社」と改称された。
昭和2年
京都市電の軌道敷設により境内が狭められた。

撮影後記

 東大路と丸太町が交差する場所に鎮座している神社で、車ではよくフロントガラス越しに目にするのですがね。 今では考えられませんが、明治まで此の一帯には、鬱蒼とした聖護院の森が広がっていて、熊野神社はその鎮守社でした。 境域は鴨川に至る広大なものであったそうです。

更新履歴

2014年12月26日
初版をアップロードしました。

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