京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
鞍馬口にある黄檗宗の禅寺である。 1671年(寛文十一年)、後水尾法皇が亡き父である後陽成天皇の霊旨に従って、王城鎮護のために貴船の奥の院より鎮宅霊符神を勧請し、萬福寺6世 千呆禅師を請じて、梶井常修院宮の院邸を寺に改めたのが由緒である。 御所の祈願所として、法皇自ら「閑臥庵」と御宸筆の額を寄せて勅号とした。 後水尾法皇が、「霞みゆく 松は夜ふかき 山端の あけぼのいそぐ 花の色かな」と詠み、庭前に御手植えされた「あけぼの桜」に因み、「曙寺」とも呼ばれる。 鎮宅堂には北辰鎮宅霊符神が祀られている。 十干十二支九星を司る陰陽道の総守護神で、円融天皇が京都のうしとらにあたる貴船に祀ったもので、安倍清明の開眼と伝わる。 法皇も好んだ黄檗宗特有の精進である普茶料理が、教化として一般に饗されている。
拝観寺院というより、普茶料理を食べることができる料亭といった雰囲気のするお寺です。 一応、拝観も可能で、最初に本堂でビデオを観ます。 チベット密教の高僧が当庵で砂曼陀羅の製作する様子を紹介していて、思わず魅入ってしまいました。 修学院離宮を手懸け、学問と芸術に生きた後水尾法皇は、春に秋に和歌を詠んで当庵の庭を愛でたといわれ、御宸翰が寺宝として今に伝わります。
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