龍泉庵

妙心寺四派本庵

臨済宗大本山妙心寺の塔頭寺院。1481年、妙心寺中興開山 雪江宗深の四法弟のひとり 景川宗隆によって創建された。「龍泉派」の本庵で、妙心寺発展の礎となった四派本庵のなかで最初に創建された由緒ある塔頭である。

龍泉庵

龍泉庵について

基本情報

寺号
龍泉庵(りょうせんあん)
宗派
臨済宗妙心寺派
寺格
妙心寺塔頭
創建
1481年(文明十三年)
開山
景川宗隆
開基
細川政元 - 室町幕府管領。
駐車場
無料駐車場あり - 妙心寺駐車場利用。
交通機関
妙心寺前バス停徒歩3分、京福妙心寺駅徒歩5分
住所
京都府京都市右京区花園妙心寺町65

概要

臨済宗大本山妙心寺の塔頭寺院のひとつである。 「龍泉派」の本庵で、「東海派」「霊雲派」「聖澤派」ともに妙心寺四派のひとつである。 1481年(文明13年)、妙心寺中興開山 雪江宗深の四人の弟子のひとり景川宗隆は、細川勝元の帰依をうけた雪江禅師によって花園院御所跡の敷地を与えられ、小庵を結び「龍泉庵」と名付けた。 妙心寺発展の基礎となった四派本庵のなかで最初に創建された由緒ある塔頭である。 山内塔頭最大規模の江戸時代末に建立された方丈は、日本画家 由里本出筆による100面に及ぶ障壁画で飾られている。

見所

国重要文化財
紙本墨画枯木猿猴図 - 桃山時代の作。長谷川等伯筆。複製が展示されている。(京都国立博物館寄託)
観光名所
方丈 - 1848年に建立され、山内塔頭最大規模の方丈。平成11年に日本画家 由里本出筆による100面に及ぶ障壁画で飾られている。
書院 - 1653年の建立。
庫裡 - 1796年の建立。
鐘楼 - 寛永年間(1624年~1644年)の建立。
表門 - 1664年の建立。
庭園 - 方丈庭園は白砂に苔、七五三の石組の枯山水。

歴史

1481年
室町幕府管領 細川政元を開基に景川宗隆が創建した。
江戸時代初頭
嶺南祟六により中興された。
明治11年
塔頭の盛岳院、春浦院、成徳院、普明院を合併した。

撮影後記

 妙心寺の南総門入ってすぐの右側に位置する塔頭です。 普段は非公開塔頭ですが、「京の冬の旅」で特別公開されていたので拝観してきました。 ちなみに、大徳寺の塔頭にも「龍泉庵」があります。
 細川政元の帰依を受けて龍安寺や大徳寺を再興した雪江宗深の4人の弟子が、妙心寺四派本庵の開祖となっています。 伊勢出身の景川禅師は、「禅は景川」と讃えられるほどで、一番弟子として四派本庵のなかで最初に開創されました。 また、妙心寺の宿坊となっている大心院の開山ともなっています。

更新履歴

2015年1月29日
初版をアップロードしました。

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