宝厳院

獅子吼の庭

1461年創建の臨済宗天龍寺の塔頭。管領 細川頼之が上京区に創建し、平成14年に現在地に移転し復興した。名庭「獅子吼の庭」は、嵐山を借景にした回遊式山水庭園で、春は新緑、秋は紅葉の名所として人気がある。

宝厳院

宝厳院について

基本情報

山号寺号
大亀山宝厳院(だいきざんほうごんいん)
宗派
臨済宗天龍寺派
寺格
天龍寺塔頭
創建
1461年(寛正二年)
開山
聖仲永光
開基
細川頼之
本尊
十一面観音
駐車場
有料駐車場あり - 天龍寺駐車場利用。
交通機関
嵐山駅徒歩5分、嵯峨嵐山駅徒歩10分
住所
京都府京都市右京区嵯峨天竜寺芒ノ馬場町36
サイト
宝厳院

概要

嵐山にある臨済宗天龍寺の塔頭。 室町幕府管領 細川頼之が、上京区禅昌院町にあった昭堂を寺院にして、天龍寺三世 聖仲永光を開山に迎え創建された。 応仁の乱の兵火で焼失したが、豊臣秀吉の恩顧によって再建された。 明治以降変遷を経て、天龍寺塔頭弘源寺境内に移転の後、平成14年に現在地に移転し復興した。 旧妙智院庭園の「獅子吼の庭」は、戦国時代の禅僧 策彦周良の作庭で、嵐山を借景にした回遊式山水庭園。 春は新緑、秋は紅葉の名所でライトアップされる。

見所

観光名所
本堂 - 平成20年の建立。田村能里子作の襖絵五十八面がある。
書院 - 宝厳院が移転する前からあった大正時代の建物。
獅子吼の庭(ししくのにわ) - 旧妙智院庭園で、戦国時代の禅僧 策彦周良(さくげんしゅうりょう)の作庭。「仏が説法する」という意味の嵐山を借景にした回遊式山水庭園。春は新緑、秋は紅葉の名所でライトアップされる。
無畏庵(むいあん) - 仏教の「四無畏」から名付けられた。
茶室 青嶂軒(せいしょうけん) - 平成15年、大正時代に建てられた茶室が修復された。

行事

春季
春の特別拝観 - 獅子吼の庭、本堂襖絵公開。
秋季
秋の特別拝観 - 獅子吼の庭、本堂襖絵公開。夜間特別拝観では庭園の紅葉がライトアップされる。
12月中旬頃
夜の特別拝観 - 京都嵐山花灯路の一環で庭園がライトアップされる。

歴史

1461年
管領 細川頼之が、上京区禅昌院町にあった昭堂を寺院にして、天龍寺三世 聖仲永光を開山に迎え創建。
応仁の乱
兵火で焼失。
1573~1592年
天正年間、豊臣秀吉の恩顧によって再建された。
明治時代
河川工事のため、寺域が買い上げられた。
昭和47年
天龍寺塔頭 弘源寺境内に移転。
平成14年
天龍寺塔頭 妙智院の妙智院庭園(近代以降、個人の別荘となっていた)のある現在地に移転し復興した。

撮影後記

 天龍寺の期間限定公開塔頭のひとつで、平成14年に公開が始まったばかりです。 もとは天龍寺南門の南側にある塔頭の妙智院所有の名庭で、それが個人の手に渡り、それを買い戻したことになります。
 庭園を散策すると鳥の囀りや風の音が聞こえ、無言の説法を感じることができるようなことをパンフレットには書いてありました。 まぁ、早朝などの限られた人のみが味わうことができる至福のひとときでしょうが、現実はというと、とにかく凄い人気で、話し声しか聞こえません。 次回は新緑の頃の青もみじを撮ってみたいものです。

更新履歴

2012年10月22日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

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