京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
小野郷杉阪の産土神。 平安時代の名書家で三跡の一人として知られた小野道風を祀る。 かつて社の下に明王寺があり、当社は宮僧の宿舎だったという。 小野道風も業を修めたと伝わる。 境内には名水「和香水」の井戸があり 、かつて道風が、この霊水を用い明王寺で業を修め、人々は道風の筆法にならって和香水で研滴したと伝わる。 また、境内にある積翠池の水を汲んで硯の水に用いると書道が上達するといわれる。 毎年11月3日には「お火焚まつり」が執り行われる。 薪の井桁を縦長に組み上げ、厄年にあたる氏子が火を入れ、井桁が倒れた方角で来年の吉凶が占われる。
市街からだと京見峠を越えた先の杉阪にあります。 北山杉が林立する山深い場所にあり境内はひっそりとしています。 この社は、御神徳が書道上達という珍しいものです。 それもそのはずで、御祭神が蛙が柳に飛び移れた逸話で有名な小野道風だからです。 この辺り(杉坂、真弓、小野、大森)は、戦前まで旧小野郷村でした。 小野と冠していることからも豪族の小野氏の支配下にあったエリアです。 妹子、毛人、小町、そして道風というように、有名人を数多く輩出した氏族です。
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