道風神社

小野道風

小野郷杉阪の産土神。平安時代の名書家で三跡の一人 小野道風を祀る。毎年11月には「お火焚祭」が行われる。薪の井桁を縦長に組み上げ、厄年にあたる氏子が火を入れ、井桁が倒れた方角で来年の吉凶が占われる。

道風神社

道風神社について

基本情報

社名
道風神社(とうふうじんじゃ)
別称
道風さん、武明神社
創建
920年(延喜20年)
主祭神
小野道風
旧社格
郷社
例祭
10月15日
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
杉坂口バス停徒歩30分
住所
京都府京都市北区杉阪道風町1

概要・歴史

小野郷杉阪の産土神。 平安時代の名書家で三跡の一人として知られた小野道風を祀る。 かつて社の下に明王寺があり、当社は宮僧の宿舎だったという。 小野道風も業を修めたと伝わる。 境内には名水「和香水」の井戸があり 、かつて道風が、この霊水を用い明王寺で業を修め、人々は道風の筆法にならって和香水で研滴したと伝わる。 また、境内にある積翠池の水を汲んで硯の水に用いると書道が上達するといわれる。 毎年11月3日には「お火焚まつり」が執り行われる。 薪の井桁を縦長に組み上げ、厄年にあたる氏子が火を入れ、井桁が倒れた方角で来年の吉凶が占われる。

見所

観光名所
本殿
明王堂 - 不動明王像を祀る。かつて社の下に明王寺があり、宮僧の宿舎だったという。小野道風も業を修めたと伝わる。
和香水 - かつて道風が、この霊水を用い明王寺で業を修めた。人々は道風の筆法にならって和香水で研滴したと伝わる。また、宮中にも献上され、修法で用いられていたとも。
積翠池(しゃくすいいけ) - この水を汲んで硯の水に用いると書道が上達するといわれる。
榊 - 幹周1.4m、樹高10mのサカキの巨樹。

祭事

1月1日
歳旦祭
10月15日
例大祭
11月3日
お火焚祭 - 薪の井桁を縦長に組み上げ、厄年にあたる氏子が火を入れる神事。この井桁が倒れた方角で来年の吉凶が占われる。

撮影後記

 市街からだと京見峠を越えた先の杉阪にあります。 北山杉が林立する山深い場所にあり境内はひっそりとしています。 この社は、御神徳が書道上達という珍しいものです。 それもそのはずで、御祭神が蛙が柳に飛び移れた逸話で有名な小野道風だからです。 この辺り(杉坂、真弓、小野、大森)は、戦前まで旧小野郷村でした。 小野と冠していることからも豪族の小野氏の支配下にあったエリアです。 妹子、毛人、小町、そして道風というように、有名人を数多く輩出した氏族です。

更新履歴

2012年6月24日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。

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