京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
上賀茂神社の南東一帯には社家と町屋が一体となった30数軒の伝統的建造物が建ち並ぶ優れた歴史的風致を形成し、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。 社家は上賀茂神社に代々仕えてきた世襲神官(社司と氏人)の屋敷で、鎌倉時代まで賀茂県主の後裔という「賀茂十六流」の家柄からのみ選ばれていた。 室町時代には社家の門前町が形成されたとみられる。 神社境内から流れ出る明神川に沿って、「豕扠首(いのこさす)」という妻飾りを持つ社家が建ち並び、明神川に架かる小橋や土塀越しに見える前庭の樹木と一体となって、社家町の歴史的景観を今に伝えている。
市内に四地区(上賀茂地区、産寧坂地区、祇園新橋地区、嵯峨鳥居本地区)ある伝統的建造物群保存地区のひとつです。
明神川は昭和30年代に暗渠化の話も出たそうですが、各屋敷に一本だけ小橋を架ける取り決めが今も守られ、歴史的風致を留めています。
昔は上賀茂名物すぐき(乳酸発酵漬物)を川で洗う日常光景も見られたそうです。
なお、上賀茂神社の社家である井関家は、保存地区の範囲外なので「上賀茂紀行」の方に掲載しています。
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