最勝院

南禅寺塔頭

臨済宗南禅寺の塔頭。鎌倉時代、此の地に駒大僧正が隠棲し、天台密教の深奥を極めた。隠棲していた庵が院号から、「最勝院」とされたのが起源。亀山法皇が南禅寺の基を開かれると、駒大僧正を護法神として祀った。

最勝院

最勝院について

基本情報

寺号
最勝院(さいしょういん)
別称
最勝院高徳庵、駒ヶ滝最勝院
宗派
臨済宗南禅寺派
寺格
南禅寺塔頭
創建
1266年(文永三年)
開基
駒道智
駐車場
有料駐車場あり - 南禅寺駐車場利用。
交通機関
地下鉄蹴上駅徒歩9分、永観堂前バス停徒歩9分
住所
京都府京都市左京区南禅寺福地町86-2

概要

臨済宗南禅寺の塔頭。 鎌倉時代、「神仙佳境」と称されている此の地に駒大僧正が隠棲し、天台密教の深奥を極め、隠棲していた庵が院号をとって、「最勝院」と号されたのが起源。 亀山天皇は此の地に離宮を営み、僧正を土地の鎮守として祀った。 更に離宮を革めて南禅寺の基を開かれると、護法神として祀られた。 明治の末年迄は南禅寺寺務所の地にあり、大正6年に駒道智大僧正の故地である現在地に移転した。

見所

観光名所
本堂 - 福徳円満大黒天と、払災殖福不動尊が奉安されている。
縁結びの松 - 百日紅の木の股に、実生の松が芽生えたといわれる。マツは樹齢100年、サルスベリは樹齢300年。
駒ヶ滝 - 最勝院の奥200メートルにある奥ノ院にあたる滝。駒ヶ滝不動尊像や烏天狗像が祀られている。駒大僧正が秘密の法力により白馬にまたがり生身を天空にかくされたことから「駒ヶ滝」と呼ばれるようになった。

歴史

鎌倉時代
天台密教の駒道智僧正が、「神仙佳境」と称されている此の地に隠棲した。
1266年
僧正は天台密教の深奥を極め、駒大僧正と呼ばれ、隠棲していた庵が院号をとって、「最勝院」と号された。
1264~1275年
文永年間、亀山天皇は此の地に離宮を営み、僧正を土地の鎮守として祀った。更に離宮を革めて南禅寺の基を開かれると、護法神として祀られた。
近代
南禅寺寺務所の地にあり、最勝院般若殿と呼ばれていた。
大正4年
綾部市の高徳庵を廃して寺名を移し塔頭とした。
大正6年
駒道智大僧正の故地である現在地に移転した。

撮影後記

 南禅寺境内を流れる琵琶湖疏水の水路閣の先の方に、隠れるように寺域がある塔頭です。 そういえば、6年前に訪れていたことを想いだして、アップした次第。 あれから一向に足を運んでいませんね。

更新履歴

2014年12月23日
初版をアップロードしました。

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