妙智院

西山艸堂

臨済宗大本山天龍寺の塔頭である。1453年、竺雲等連が宝厳院の地に創建し、明治10年に勅使門の南東の現在地に再建された。境内にある嵯峨野一の老舗といわれる湯豆腐専門店「西山艸堂」は、妙智院の直営である。

妙智院

妙智院について

基本情報

寺号
妙智院(みょうちいん)
宗派
臨済宗天龍寺派
寺格
天龍寺塔頭
創建
1453年(享徳二年)
開山
竺雲等連(じくうんとうれん)
本尊
釈迦如来
札所
天龍寺七福神めぐり(宝徳稲荷)
駐車場
有料駐車場あり - 天龍寺境内駐車場利用。
交通機関
嵐電嵐山駅徒歩1分、JR嵯峨嵐山駅徒歩10分
住所
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町63-1

概要

臨済宗天龍寺派大本山天龍寺の塔頭である。 1453年(享徳二年)竺雲等連が堺の貿易商人の外護により宝厳院の地に創建した。 禁門の変で伽藍を焼失し、勅使門の南東の現在地に再建された。 戦国時代には二度入明した五山の名僧策彦周良(さくげんしゅうりょう)が3世住持となり隠棲している。 境内には嵯峨野一の老舗といわれる妙智院直営の湯豆腐専門店「西山艸堂(せいざんそうどう)」が営業している。

見所

国重要文化財
絹本着色夢窓国師像 - 無等周位の筆で上半身の頂相。夢窓自身の賛が入っている。1349年、天龍寺2世無極志玄に与えられたもの。
絹本着色策彦周良和尚像 - 妙智院3世策彦周良の像。二度入明した五山の名僧である。柯雨窓の賛が入っている。
観光名所
本堂 - 旧宝徳院より遷された本尊釈迦牟尼仏、観音像、竺雲等連像などを安置する。
表門 - 宝徳院の名残になる菊御紋が刻まれている。後花園天皇、後小松天皇の追福のために建立されたことを示している。
宝徳稲荷・家光弁財天堂 - 宝徳年間(1449年~1459年)妙智院7世中山法頴(ちゅうざんほうえい)が勧請した宝徳稲荷を祀る。節分の天龍寺七福神めぐりのひとつ。
西山艸堂(せいざんそうどう) - 妙智院直営の湯豆腐専門店。嵯峨野一の老舗といわれる。嵯峨の豆腐名店「森嘉」の豆腐が使用されている。

歴史

1453年
竺雲等連が堺の貿易商人の外護により宝厳院の地に創建した。
1532~1555年
天文年間、五山の名僧 策彦周良が3世住持となり隠棲した。
1864年
禁門の変で庫裏の一部を除き焼失した。
明治10年
華蔵院に妙智院が合併され、華蔵院を妙智院と改め現在地に再建された。

撮影後記

 かつては天龍寺本坊南側にある宝厳院の場所にありました。 紅葉で人気の「獅子吼の庭」は、平成14年に宝厳院が移転してくるまで寺が管理した妙智院庭園として個人の別荘となっていました。

更新履歴

2015年10月1日
初版をアップロードしました。
2015年10月2日
ギャラリーに作品を1点追加しました。

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