京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
南丹市八木町にある曹洞宗寺院で、木喰上人(木食明満)晩年の木喰仏が多数収蔵されていることで知られる。 創建の由緒は不詳だが、1045年(寛徳二年)に天台宗寺院として開創されたと伝わる。 1806年(文化三年)全国を遊行した木喰上人が89歳の時に5か月間滞在して28躯の仏像を彫刻した。 現在22躯が収蔵され、市の有形文化財に指定されている。 どの顔も天真爛漫なほほえみがあり、「微笑仏」といわれる。 なかでも十六羅漢像は日本で唯一完全な形で残されている傑作である、「木喰羅漢寺」と称されている。
お寺の入口に満面の笑みを浮かべた爺が、寺の方向を指差している石造の道標があって、和ませてくれます。 この爺こそ、肉と五穀を絶って徒歩で全国を遊行している90歳近くのスーパーおじいちゃんこと木喰上人なのです。 木喰上人が全国に残した千体仏は、ノミの跡も残る荒削りなものですが、満面の笑みを浮かべて、ほっこりと(京ことばでは意味が違うらしい)させてくれます。 また、既存の仏像とは一線を外した大胆なもので、現代彫刻を思わせるものがあります。 寺を辞してから3年後の文化七年、故郷甲斐国の身延で93歳で亡くなったそうです。
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