京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
793年(延暦十二年)開創の浄土宗西山禅林寺派の古刹。 もとは洛中にあったが、昭和52年に静市市原町に移転した。 別名「雀寺」と呼ばれている。 これは平安時代中期の歌人であった藤原実方が、陸奥守に左遷され亡くなり、望郷の念から雀に転生し京に戻り、雀は当時の住職 観智法印の夢枕に現れて救済を求め、雀を塚に埋めて弔ったという。 以来、「更雀寺」と呼ばれるようになった。 地蔵堂には壬生大念佛狂言の「桶取」のモデルとなった桶取地蔵(雀森地蔵)が安置されている。
壬生狂言に出てくる桶取地蔵について。 壬生寺(実際は更雀寺)近くに住んでいた白拍子の娘 照子は、生まれつき左手の指が三本しかなかった。 来世、障害のない人間に生まれることを祈願した照子は、壬生の尼ヶ池の水を閼伽水として地蔵に毎日供えていたということから、「桶取地蔵」と呼ばれるようになったそうです。 また、雀の森(歓学院の森)に寺があったことから「雀森地蔵」とも。 これは、藤原実方の雀の伝承からです。
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