大河内山荘

大河内伝次郎

時代劇俳優の大河内傳次郎が、30年間に渡り造営した山荘である。小倉山の山裾に6,000坪の敷地を有し、高低差を生かした回遊式庭園である。大乗閣、持仏堂、茶室滴水庵などが建ち、国の有形文化財に登録されている。

大河内山荘

大河内山荘について

基本情報

名称
大河内山荘(おおこうちさんそう)
別称
大河内山荘庭園
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
嵐電嵐山駅徒歩15分、嵯峨野観光鉄道トロッコ嵐山駅すぐ
所在地
京都府京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町8

概要

戦前を代表する時代劇スターの大河内伝次郎(1898~1962)が、別荘として30年間に渡り造営した山荘である。 小倉山の山裾に約6,000坪の敷地を有し、高低差を生かした回遊式庭園で、嵐山、比叡山、保津峡を借景にしている。 寝殿造、書院造、数寄屋造などの大乗閣、伝次郎が座禅した持仏堂、茶室滴水庵などが建ち、国の有形文化財に登録されている。 楓が数多く植栽され、殊に紅葉の名所として知られる。

見所

国登録文化財
大乗閣 - 昭和16年の建築。寝殿造、書院造、数寄屋造などの木造平屋建。
滴水庵 - 明治期の建築で昭和7年移築。茶室と土間のある数寄屋造りの水屋。
持仏堂 - 山荘の初期の昭和6年の建築で、二尊院の九条家位牌堂を写した。敬虔な仏教信者であった大河内伝次郎が座禅した。
中門 - 昭和16年の建築。
観光名所
庭園 - 嵐山、比叡山、保津峡を借景にした回遊式庭園。桜、新緑、紅葉の名所。
月下亭 - 最も標高の高いところ佇む茶室で、京都市街を一望できる。
大河内傳次郎資料館 - 「忠次旅日記」「新版大岡政談」「丹下左膳」など時代劇俳優伝次郎の姿を伝える施設。

撮影後記

 入園料が1,000円もするので、それほど混雑はなく、他所に比べて欧米人の割合が多い印象です。 当時は長期保存が難しかった映画フィルムに対し、永遠の美を追究するために造営を始めたそうです。 晩年の脇役出演によって稼いだ映画出演料の大半を、この山荘造営に注ぎ込んだと云います。

更新履歴

2015年9月26日
初版をアップロードしました。

大河内山荘紀行のコメント

コメントを書く

お名前 ※
ホームページ
コメント本文 ※
認証キー ※ (半角)
Captcha Code

フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。

おすすめギャラリー

鎌倉

鎌倉紀行

作品追加中
さくら

さくら紀行

作品追加中
美瑛・富良野