石像寺

釘抜地蔵

弘法大師空海の開創と伝わる浄土宗寺院で、「釘抜地蔵」と通称される。願い事が叶うと、2本の八寸釘と釘抜を取り付けた絵馬を奉納し、石造地蔵菩薩像が安置された地蔵堂には、1,000枚の絵馬が壁面に掲げられている。

石像寺

石像寺について

基本情報

山号寺号
家隆山石像寺(かりゅうざんしゃくぞうじ)
別称
釘抜地蔵(くぎぬきじぞう)
宗派
浄土宗知恩院派
創建
伝 819年(弘仁十年)
開山
空海(弘法大師)
開基
空海(弘法大師)
本尊
地蔵菩薩
札所
京の通称寺霊場 4番
駐車場
専用駐車場なし
交通機関
千本上立売バス停徒歩2分
住所
京都府京都市上京区花車町503

概要

弘法大師空海の開創と伝わる浄土宗寺院で、「釘抜地蔵」と通称される。 願い事が叶うと、2本の八寸釘と釘抜を取り付けた絵馬を奉納し、地蔵堂には1,000枚の絵馬が壁面に掲げられている。 本尊の石造地蔵菩薩立像は、空海が唐から持ち帰った石に彫み「苦抜地蔵(くぬきじぞう)」と呼ばれたが、室町時代末に京都の商人を救った故事から「釘抜地蔵(くぎぬきじぞう)」として有名になった。

見所

国重要文化財
石造阿弥陀如来及両脇侍像3躯 - 元仁二年(1225年)の作。本堂背後の小堂に安置され、脇侍の観音・勢至菩薩像が立つ。
石造弥勒仏立像 - 元仁二年(1225年)の作。本堂背後の小堂に安置され、石造阿弥陀如来像及両脇侍像の右に立つ。
観光名所
本堂(地蔵堂) - 2本の八寸釘と釘抜を取り付けた1,000枚の絵馬が壁面に奉納されている。本尊の石造地蔵菩薩立像は、空海が唐から持ち帰った石に彫み「苦抜地蔵(くぬきじぞう)」と呼ばれたが、室町時代末に京都の商人を救った故事から「釘抜地蔵(くぎぬきじぞう)」として有名になった。
開山堂(観音堂)- 弘法大師像と観音菩薩像を安置。
加持水 - 空海が掘り加持水に用いたと伝わる弘法大師三井のひとつ。
墓地 - 入寺したという藤原定家と藤原家隆の宝篋印塔がある。

歴史

819年
空海によって創建されたと伝わる。
平安時代末
重源が中興し、真言宗から浄土宗に改宗された。
鎌倉時代
歌人 藤原家隆が入寺し、山号が家隆山と号された。
1614年
西蓮社巌誉により中興された。
1730年
「西陣焼け」で焼失し、その後に北野天満宮の神宮寺の移築により再興された。

撮影後記

 千本通沿いにあって、地蔵堂を繰り返し廻りながら願かけする地元民が絶えません。 本当の意味で信仰が篤い寺院です。
 境内には釘抜をあしらった物を数多く見かけ、なかでも地蔵堂前の巨大な青銅の釘抜モニュメントが目を惹きます。 日本画家の堂本印象が、母親の為に昭和39年に奉納したそうです。 また、神仏に頼るばかりではなく、住職さんは臨床心理士の資格も取得し、相談にも乗っていただけるそうです。

更新履歴

2014年12月29日
初版をアップロードしました。

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