圓成寺

鷹峯の妙見さん

「鷹ヶ峰の妙見さん」として親しまれている日蓮宗本満寺派の寺である。嘗て当地には妙見大菩薩を勧請した皇城北方鎮護の官寺があった。1630年、日任が新たに法華勧請して創建した。本堂背後に岩戸妙見堂がある。

圓成寺

圓成寺について

基本情報

山号寺号
清雲山圓成寺(せいうんざんえんじょうじ)
別称
岩戸妙見宮、鷹ヶ峰の妙見さん
宗派
日蓮宗本満寺派
創建
1630年(寛永七年)
開山
日任(圓成院) - 本満寺21世。
本尊
三宝尊
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
鷹峯源光庵前バス停徒歩5分
住所
京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町24

概要

「鷹ヶ峰の妙見さん」として親しまれている日蓮宗本満寺派の寺である。 嘗て当地には妙見大菩薩を勧請した霊厳寺があり、平安京北方鎮護の官寺であったという。 1630年(寛永七年)本満寺21世圓成院日任が、妙見大菩薩現出の霊告により、北辰尊星玄武神を鎮安する霊地として、一条家の寄進により荒廃していた霊巌寺を再興し、新たに法華勧請して「圓成寺」が創建された。 本堂背後の岩戸妙見堂は、古墳状の石窟造りの前に拝殿が建ち、霊亀の背に乗った妙見大菩薩が安置され、右手に破邪の剣、左手で蛇を握って、頭上には北斗七星が頂いている。

見所

観光名所
本堂 - 昭和18年の建立。それまで岩戸妙見宮が主殿で、庫裏が本堂を兼ねていた。三宝尊、四菩薩(一塔両尊四士)、日蓮上人像が祀られている。
岩戸妙見堂 - 古墳状の石窟造りの岩戸前に拝殿が建つ。霊亀の背に乗った岩戸妙見大菩薩が安置され、右手に破邪の剣、左手で蛇を握って、頭上には北斗七星が頂いている。
常富殿(つねとみでん) - 妙見大菩薩の眷属である常富稲荷大明神を祀る。
大黒殿 - 大黒天と加藤清正の神霊を祀る。
白雲弁天堂 - 妙見大菩薩の眷属で当山の守護神である白雲弁財天を祀る。
絵馬堂 - 江戸後期の絵師 横山華山の弟子 小沢華岳が描いた七福神の絵馬が掲げられている。
巖門(いわと)の瀧 - 開山の日任上人が山中の「巖門」といわれる岩から引いた谷水で行場の滝を作った。
墓地 - 江戸前期の儒者・茶人の三宅亡羊の墓。

歴史

839年
円行が妙見大菩薩を勧請し、皇城北方鎮護の官寺である霊厳寺を開創した。
中世
霊巌寺は荒廃した。
1630年
本満寺21世日任が、一条家の寄進により霊巌寺を再興し「圓成寺」と号した。
明治維新
廃仏毀釈により荒廃した。
明治21年
日解により再興された。
昭和18年
本堂が建立された。

撮影後記

 光悦寺の向かいにある本満寺の末寺です。 毎月1日と15日が縁日で、妙見さんの御開扉が行われています。 信仰の霊域であることから撮影禁止となっているので、山門の外から撮影したものだけ掲載しています。

更新履歴

2015年10月12日
初版をアップロードしました。

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