京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
山城町にある真言宗智山派の古刹。 「神童寺縁起」によれば、聖徳太子の創建で、役行者が当山で修行中、地主神と吉野山諸神が童子の姿を仮りて現れ、本尊の蔵王権現像を二人の神童の力を得て刻んだと伝えられる。 大和の吉野山に対して北吉野山と呼ばれ、二十六坊の諸堂が建ち、南山城では鷲峯山(じゅうぶさん)と並ぶ修験道の拠点として栄えた。 しかし全山焼失し、現在の本堂は室町時代に再建されたもの。 また、数多くの国の重要文化財を所蔵する古寺として知られ、三井寺の黄不動を模刻したものと伝える不動明王立像や、天に向け弓を引く珍しい姿の愛染明王坐像など多数収蔵している。
山伏の超人こと役行者ゆかりの南山城の古寺で、古来より山岳信仰、修験道の修行の地となっていたようです。
そのため、アクセスするには公共交通機関だと不便な場所にあり、密教系の重文仏像を多数収蔵しているので、足を伸ばすなら仏像に興味がある方向けの寺院であります
重文の仏像は高台の収蔵庫に安置され、特に愛のキューピッドのような天に向け矢を射る姿の愛染明王坐像は必見です。
この古寺の門前を通る道は、古来の伊賀街道だそうです。
南へ蛇行する木津川沿いではなく、桜峠を越えて恭仁京があった瓶原へと抜ける峠越えのルートになります。
谷戸奥に建つ南山城の古寺、家並みが旧街道の雰囲気を今に残し、大和の薫りがする場所でした。
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