京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
紫野にある真言宗智山派の古刹。 寺伝によれば、聖徳太子が母親の菩提寺として創建した「香隆寺(こうりゅうじ)」が起源という。 960年、宇多法皇の勅願により寛空が再建し、「上品蓮台寺」と改めた。 広大な寺域に堂宇が立ち並び興隆したが、応仁の乱の兵火で荒廃した。 文禄年間(1592年~1596年)、根来寺の性盛(しょうせい)が復興し、蓮台野に12の子院を建立したことから「十二坊」と称されるようになった。 現在、宝泉院、真言院、大慈院の三院が残る。 寺宝として、国宝 絵因果経は、天平時代の作品で、京都最古の絵巻物として名高い。
紫野十二坊町と、桃山時代に十二の支院があった頃の名残が地名に残っています。 現在この辺り一帯は大字の紫野ですが、船岡山から紙屋川に至るこの辺りを、昔は蓮台野といって、東山の鳥辺野、嵯峨野の化野とともに葬地でした。 この辺りには野のつく地名(紫野、北野、平野、柏野など)が多く見られ「洛北七野」と称されたとか。 大昔は、広漠たる原野にカラスが上空を飛び回る光景が目に浮かびます。
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