大雄院

尾張藩石川家の菩提寺

臨済宗大本山妙心寺の塔頭寺院である。1603年、尾張藩家臣石川家初代石川光忠が、石川家の香華所として慧南玄譲を請じて創建した。現在の方丈と書院は光忠の百年遠忌に再建されたもので、京都府指定有形文化財。

大雄院

大雄院について

基本情報

寺号
大雄院(だいおういん)
宗派
臨済宗妙心寺派
寺格
妙心寺塔頭
創建
1603年(慶長八年)
開山
慧南玄譲(えなんげんじょう)
開基
石河光忠
本尊
釈迦如来
駐車場
無料駐車場あり - 妙心寺駐車場利用。
交通機関
京福妙心寺駅徒歩5分、市バス妙心寺北門前徒歩5分
住所
京都府京都市右京区花園妙心寺町52

概要

臨済宗大本山妙心寺の塔頭寺院である。 1603年(慶長八年)尾張藩家臣石川家初代石川光忠が、父石川光元(播磨国龍野城主)の菩提を弔い、祖父石川光重以来代々の香華所として創建された。 開祖の慧南玄譲は、美濃鏡島城主石川家の水庵宗掬(すいあんそうきく)の法孫にあたり、水庵派に属する。 慧南玄譲の法祖である蘭叔玄秀(らんしゅくげんしゅう)は、光忠の叔父にあたるため勧請開祖としている。 現在の客殿(方丈)と書院は、享保11年(1726年)に光忠の百年遠忌のために前身建物の材料を用いて再建されたもの。 方丈の障壁画72面は、江戸末期の蒔絵師柴田是真の筆である。

見所

府文化財
表門 - 慶長年間 (1596年~1615年)の建立。
客殿(方丈) 附玄関 - 享保11年(1726年)の再建。光忠の百年遠忌に、前身建物の材料を用いて再建された。柴田是真筆による障壁画72面。
書院 - 享保11年(1726年)の再建。光忠の百年遠忌に、前身建物の材料を用いて再建された。
庫裏 - 江戸末期の再建。

歴史

1603年
石川光忠が父の光元、祖父の光重以来の香華所として慧南玄譲を請じて創建した。
1628年
石川光忠が35歳で死去。
1726年
光忠の百年遠忌のため、現在の客殿と書院が再建された。

撮影後記

 通年公開塔頭である桂春院の南に位置する塔頭で、「だいゆういん」ではなく「だいおういん」と読みます。 石川光忠の大雄院殿から。
 数年前の冬の旅で特別公開されたようですが、まだ一度も拝観したことはありません。 ときどきコンサートや座禅会などのイベントを開催しているようで、予約すれば拝観もできるそうです。 そういえば、島根県雲南市にある長栄寺に行ったとき、寺の住職も大雄院のことを話していたっけ。

更新履歴

2015年9月21日
初版をアップロードしました。

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