福王子神社

仁和寺の鎮守

宇多野近隣6ヶ村の産土神で、仁和寺の鎮守社。仁和寺を創建した宇多天皇の母 班子皇后を祀る。江戸時代前期造営の社殿は、国の重要文化財に指定されている。秋季大祭では、神輿が仁和寺勅使門から宸殿前に参内する。

福王子神社

福王子神社について

基本情報

社名
福王子神社(ふくおうじじんじゃ)
別称
ふこっさん
創建
平安時代
主祭神
班子皇后 - 光孝天皇の妃。
旧社格
式内社、村社
例祭
10月第3日曜日
駐車場
専用駐車場なし
交通機関
福王子バス停すぐ、京福宇多野駅徒歩3分
住所
京都府京都市右京区宇多野福王子町58-1

概要

近隣6ヶ村(宇多野、鳴滝、山越、太秦、常盤、御室)の産土神で、仁和寺の鎮守とされる。 延喜式内社の深川神社に比定され、900年(昌泰3年)、仁和寺を創建した宇多天皇の母 班子皇后が崩御され、この地にあった頭陀寺に葬られ祀られた。 社名は班子女王が数多の皇子を生んだ事に由来するともいわれる。 現在の社殿は、徳川家光の寄進で、仁和寺法主 覚深法親王が1644年(寛永21年)に造営したもので、国の重要文化財に指定されている。 10月第3日曜の秋季大祭では、神輿が氏子町を巡行した後に、仁和寺山門から入り、勅使門から宸殿前に参内し奉幣を授かる。

見所

国重要文化財
本殿 附 石燈籠2基 - 1644年、徳川家光と覚深法親王により造営された。
拝殿 - 1644年、徳川家光と覚深法親王により造営された。「鳴滝砥石」の額が掲げられている。
鳥居 - 1644年、徳川家光と覚深法親王により造営された。
観光名所
夫荒社 - 丹波国の氷室から宮中に氷を献上する道中に息絶えた役夫を祀る末社。福王子の地名の由来ともされる。

祭事

1月1日
元旦祭
1月7日
七草粥
2月3日
節分祭
6月30日
夏越大祓
10月第3日曜
秋季大祭 - 神輿巡行では仁和寺山門から入り、勅使門から宸殿前に参内し奉幣を授かる。
11月18日
お火焚祭
12月31日
大祓

歴史

平安時代
延喜式式内社の深川神社に比定される。
900年
仁和寺を創建した宇多天皇の母 班子皇后が崩御され、この地にあった頭陀寺に葬られ、仁和寺の鎮守社として祀られた。
応仁の乱
兵火により焼失し、以降荒廃した。
1644年
徳川家光の寄進で、仁和寺法主 覚深法親王が現在の社殿を造営し、「福王子神社」とした。

撮影後記

 きぬかけの路と周山街道が交わる福王子交差点に位置する神社です。 頻繁に通り抜ける場所で気にはなっていたのですが、駐車場がないために今まで立ち寄ったことがありませんでした。
 もうひとつ些細なことがあって、この交差点にはよく交通整理をしている方がいるのですよね。 五叉路だから?、起伏があって狭い交差点だから? 向こうから話しかけてきたので訊ねてみたところ、市の方から委託された児童生徒の安全の為に任務に就いているのだそう。 これで両方のモヤモヤ感が解けました。

更新履歴

2015年2月26日
初版をアップロードしました。

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