実光院

勝林院塔頭

天台宗大原寺下院にあたる勝林院の塔頭。天台声明を伝承するために開かれた勝林院の僧院のひとつであった。律川の清流を取り入れた庭園は、客殿から眺める池泉観賞式庭園と池泉回遊式庭園があり、花暦が豊富である。

大原寺実光院

大原寺実光院について

基本情報

山号寺号
魚山実光院(ぎょさんじっこういん)
宗派
天台宗
寺格
大原寺下院勝林院塔頭
創建
1012年(長和二年)
開基
寂源(じゃくげん) - 勝林院を中興。
本尊
地蔵菩薩
駐車場
駐車場なし - 周辺に有料駐車場多数あり。
交通機関
京都バス大原下車徒歩10分
住所
京都府京都市左京区大原勝林院町187

概要

天台宗大原寺(だいげんじ)下院にあたる勝林院の塔頭。 三千院から勝林院へ至る道中に建つ。 天台声明(てんだいしょうみょう)を伝承するために開かれた勝林院の僧院のひとつであった。 大正時代、勝林院の塔頭だった普賢院と理覚院を併合し、普賢院跡地である現在地に移転した。 律川の清流を取り入れた庭園は、客殿から眺める池泉観賞式庭園と池泉回遊式庭園があり、茶花が多く植えられ花暦が豊富である。 秋には、庭の中央に立つ不断桜が満開になり、観桜と紅葉狩りが同時に楽しめる。

見所

観光名所
客殿 - 大正10年建立。狩野派による三十六詩仙画像が欄間に掲げられ、声明の楽器が展示されている。
旧普賢院庭園(契心園) - 客殿南庭の律川の清流を取り入れた池泉観賞式庭園。江戸時代後期の作庭。客殿側を俗世間、築山側を浄土に見立てている。
旧理覚院庭園 - 客殿西庭の池泉回遊式庭園。金毘羅山や小塩山を借景にしている。不断桜、石楠花、杜若など四季折々の花が咲く。西北隅に茶室 理覚庵がある。

歴史

835年
慈覚大師円仁によって勝林院が開かれたと伝えられる。
1012年
慈覚大師九代目の弟子 寂源法師が、天台声明を伝承するために勝林院を中興した。
勝林院には実光院のほかに、宝泉院、普賢院、理覚院などの子院が建てられた。実光院は隣の大原陵(後鳥羽天皇陵・順徳天皇陵)の地にあった。
大正八年
勝林院の塔頭だった普賢院と理覚院を併合し、普賢院跡地である現在地に移転した。

撮影後記

 宝泉院と共に勝林院の塔頭になります。 三千院前の茶店通りを過ぎて、律川に架かる朱塗りの橋を渡ると、左手に見える白壁の向こう側が実光院です。 シーズンだと、ごった返す三千院や茶屋通りに隣接していますが、ほとんどの人は三千院だけか宝泉院の方へ向かうので、以外に静かなお寺です。 花暦も豊富で、大原のなかでは最もお気に入りの寺院ですね、ここは。

更新履歴

2011年11月3日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。
2015年9月29日
ギャラリーに作品を1点追加しました。

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