三寶寺

鳴滝の妙見さま

1628年創建の鳴滝にある日蓮宗寺院。裏山の妙見堂は、江戸時代初期より安産の守護神「鳴滝の妙見さま」として親しまれている。毎年7月土用丑の日には、頭痛中風封じの「ほうろく灸祈祷」が行われ、参拝者で賑わう。

三寶寺

三宝寺について

基本情報

山号寺号
金映山三寶寺(きんえいざんさんぽうじ)
別称
鳴滝の妙見さん
宗派
日蓮宗
創建
1628年(寛永五年)
開山
日護(にちご)
開基
今出川経季(菊亭経季)、中山為尚(今城為尚)
本尊
釈迦如来
札所
洛陽十二支妙見
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
三宝寺バス停徒歩5分
住所
京都府京都市右京区鳴滝松本町32
サイト
三寶寺

概要

鳴滝にある日蓮宗寺院。 江戸時代初期、今出川経季(菊亭経季)及び中山冷泉家の中山為尚(今城為尚)が、後水尾天皇の内旨を得て、日護を開山に迎え創建された。 以後、両家の菩提寺として繁栄し、千宗旦の四天王のひとり 山田宗偏も塔頭の涼池院に住し、茶道の研究に努めた。   本堂に釈迦如来、妙見堂に北辰妙見大菩薩が安置され、ともに日護の作と伝えられる。 妙見堂は、江戸時代初期より安産の守護神「鳴滝の妙見さま」として親しまれている。 毎年春には、宝暦年間に京都御所菊亭家邸より根分けされた名桜「御車返しの桜」が咲く。 7月土用の丑の日には、頭痛中風封じの「ほうろく灸祈祷」が行われ、参拝者で賑わう。

見所

観光名所
本堂 - 昭和4年、昭和天皇即位式の建造物を下賜され本堂とした。彫刻に長けた日護作といわれる釈迦如来像が安置される。
妙見堂 - 彫刻に長けた日護作といわれる北辰妙見大菩薩を祀り、江戸時代初期より安産の守護神「鳴滝の妙見さま」として親しまれている。参道に東宮御所より下賜された「花梨」が植えられている。
大黒堂 - 秘仏大黒尊天は、60年に一度開帳される。
松宝庵 - 遠く京都市内が一望できる茶室。
常寂光院の墓 - 仁孝天皇皇子の墓。
御車返しの桜 - 宝暦年間、京都御所今出川邸より根分けされた名桜。
楊梅(やまもも) - 樹齢700年の古木。

行事

7月土用丑の日
ほうろく灸祈祷会 - 素焼きの「ほうろく」を頭の上に乗せ「もぐさ」を置いて行うお灸で、頭痛中風封じの御利益がある。
12月2日
大根焚き - 御会式で、中風封じ祈祷をした大根と嵯峨豆腐で有名なアゲを焚いたものがふるまわれる。

歴史

1628年
今出川経季(菊亭経季)及び中山冷泉家の中山為尚(今城為尚)が、日護を開山に迎え創建した。
1631年
後水尾天皇の内旨を得て、「三寳寺」の号を贈られた。
江戸時代
菊亭家と中山冷泉家の菩提寺として繁栄し、塔頭寺院十二ヶ寺を有し、鳴滝学派を形成した。
昭和4年
昭和天皇即位式の建造物を下賜され本堂とした。

撮影後記

 宇多野から高雄に向かう途中にある山寺らしい風情を持つお寺です。 モミジも真っ赤に染め上り見事でした。 まだ秋にしかお邪魔していませんが、「御車返しの桜」という名桜もありますので、いずれ撮影しなくてはと思っております。

更新履歴

2012年8月15日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。

三寶寺紀行のコメント

コメントを書く

お名前 ※
ホームページ
コメント本文 ※
認証キー ※ (半角)
Captcha Code

フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。

おすすめギャラリー

鎌倉

鎌倉紀行

作品追加中
さくら

さくら紀行

作品追加中
美瑛・富良野