日野誕生院

親鸞聖人の生誕地

親鸞聖人の生誕地で、浄土真宗本願寺派(西本願寺)の飛地境内となっている。聖人は日野家の長子として誕生し、得度する9歳まで日野の里で過ごした。1828年、日野家氏寺の法界寺から境内一部を譲り受け創建された。

日野誕生院

日野誕生院について

基本情報

寺号
日野誕生院(ひのたんじょういん)
別称
誕生院
宗派
浄土真宗本願寺派
寺格
西本願寺飛地境内
創建
1828年(文政十一年)
開山
広如 - 西本願寺20世宗主
本尊
阿弥陀如来
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
日野誕生院バス停すぐ
住所
京都府京都市伏見区日野西大道町19

概要

浄土真宗開祖の親鸞聖人の生誕地で、浄土真宗本願寺派(西本願寺)の飛地境内となっている。 1173年(承安3年)親鸞聖人は日野家の長子として誕生し、青蓮院で得度する9歳までを日野の里で過ごした。 法界寺を氏寺とした日野家は、藤原氏北家のながれをくむ公家で、母親の吉光女(きっこうにょ)は八幡太郎義家の孫娘であったと伝わる。 1828年(文政11年)西本願寺20世広如が、法界寺から境内地の一部を譲り受け、親鸞の父 日野有範にちなみ「有範堂」と称し一宇を建立した。 昭和6年、現在の本堂が竣工され「日野誕生院」と改称された。 本堂の阿弥陀堂は、真宗伽藍とは趣を異にした親鸞時代の回廊式建築様式が取り入れられている。

見所

観光名所
阿弥陀堂(本堂) - 阿弥陀如来像、脇侍に親鸞聖人幼童の御影像、日野有範像が安置されている。昭和6年の建立。真宗伽藍とは趣を異にした親鸞時代の寄棟造り回廊式建築様式が取り入れられている。
書院 - 昭和6年の建立。平成18年に改修が行われた。
発心の像 - 親鸞聖人6歳の青銅像。
産湯の井戸 - 親鸞聖人が産湯に使ったといわれる。
胞衣塚(えなづか) - 親鸞聖人のへその緒が埋められたといわれる。
日野御廟 - 日野家の真夏、勝光、有範、親鸞聖人の母 吉光女ら日野家代々の墓所。

歴史

1173年
親鸞が日野家の長子としてこの地に誕生し、青蓮院で得度する9歳までこの地で過ごした。
1804~1818年
文化年間、西本願寺19世本如が、法界寺境内地が親鸞の誕生地と検証した。
1828年
西本願寺20世広如が、法界寺から境内地の一部を譲り受け、親鸞の父 日野有範にちなみ「有範堂」と称し一宇を建立した。
明治11年
西本願寺21世明如が「日野別堂」と改めた。
大正12年
立教開宗700年記念として現在の本堂と書院の建築が始まった。
昭和6年
本堂と書院が竣工され、「日野誕生院」と改称された。
平成18年
親鸞聖人750回大遠忌法要として本堂、書院の改修が行われた。

撮影後記

 山城国宇治郡日野は、藤原北家の流れをくむ日野氏の荘園で、「日野の里」と称されてきました。 隣接して日野氏の氏寺である真言宗の法界寺が建っていて、誕生院も嘗ては法界寺の境内でした。 境内地の一部を譲り受け、そのお返しに衰退していた法界寺が西本願寺の寄付で復興されています。

更新履歴

2015年10月6日
初版をアップロードしました。

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