松巖寺

四辻善成

臨済宗天龍寺派大本山天龍寺の塔頭である。1353年、公家の四辻善成が夢窓疎石弟子である晦谷祖曇を請じ創建した。福禄寿堂には四辻善成の念持仏という福禄寿が祀られ、節分の天龍寺七福神めぐりの札所となっている。

松巖寺

松巖寺について

基本情報

寺号
松巖寺(しょうがんじ)
宗派
臨済宗天龍寺派
寺格
天龍寺塔頭
創建
1353年(正平八年 / 文和二年)
開山
晦谷祖曇(まいこくそどん)
開基
四辻善成 - 順徳天皇の曽孫。
札所
天龍寺七福神めぐり(福禄寿天)
駐車場
有料駐車場あり - 天龍寺境内駐車場利用。
交通機関
嵐電嵐山駅徒歩3分、JR嵯峨嵐山駅徒歩12分
住所
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町67

概要

臨済宗天龍寺派大本山天龍寺の塔頭である。 1353年(正平八年 / 文和二年)順徳天皇の曽孫にあたる四辻善成が、夢窓疎石の弟子である晦谷祖曇を請じ創建した。 江戸時代に荒廃し、禁門の変では焼失した。 明治10年、天龍寺塔頭の南芳院跡地に移り、真乗院を合併して再建された。 福禄寿堂には四辻善成の念持仏という福禄寿が祀られ、節分の天龍寺七福神めぐりの札所となっている。

見所

観光名所
本堂 - 前庭に枯山水の石庭がある。
福禄寿堂 - 節分の天龍寺七福神めぐりのひとつ。四辻善成の念持仏だったという一刀彫の福禄寿が祀られている。
坂本龍馬の像 - 禁門の変の前に、宿営していた長州藩士に会いに来ていたという。傍らには船中八策の碑が立つ。
墓地 - 脚本家の比佐芳武の墓。

歴史

1353年
四辻善成が晦谷祖曇を請じ創建した。
1801~1804年
亨和年間、建物を売り借財に充てた。
1864年
禁門の変で焼失した。
明治維新
廃仏毀釈で塔頭の南芳院が廃寺となった。
明治10年
南芳院の跡地に移り真乗院を合併して再建された。

撮影後記

 表門入って左手奥に建っている福禄寿を祀った小堂だけ公開されている塔頭です。 開基は四辻善成というお公家さんで、足利義満の母方の大叔父にあたります。 また、古典学者という顔も持っていて、源氏物語の注釈書である「河海抄」を著しています。 松巌寺の旧地には、彼の墓所が残っているそうです。

更新履歴

2015年10月6日
初版をアップロードしました。

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