常徳寺

常盤地蔵

紫竹にある日蓮宗の寺である。平安時代開創の知足院が前身と伝わり、江戸時代に日奥を開基とし、幕府御用達彫金師 後藤四郎兵衛家の帰依により中興された。本堂には常盤御前が安産祈願した常盤地蔵が安置されている。

常徳寺

常徳寺について

基本情報

山号寺号
知足山常徳寺(ちそくざんじょうとくじ)
宗派
日蓮宗
創建
平安時代
開基
日奥(にちおう) - 不受不施派の祖。
本尊
十界曼荼羅
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
常徳寺バス停すぐ
住所
京都府京都市北区紫竹東栗栖町28

概要

紫竹にある日蓮宗の寺である。 平安時代、船岡山南西に天台宗知足院が開創されたのが前身と伝わり、保元の乱で関白 藤原忠実が知足院に隠棲している。 1628年(寛永五年)、日蓮宗不受不施派の祖 日奥を開基とし、日猷(にちゆう)が幕府御用達彫金師 後藤長乗の帰依により知足院を中興し、日蓮宗の「常徳寺」と号した。 以降、後藤四郎兵衛家の菩提寺となった。 本堂には知足院遺仏と伝わる源義経の母 常盤御前が、安産祈願した地蔵菩薩が安置され、「常盤地蔵」と称せられる。

見所

観光名所
本堂 - 本尊十界曼荼羅、日奥上人像、知足院遺仏と伝わる常盤御前が安産祈願した地蔵菩薩(常盤地蔵)が安置されている。
墓地 - 御用達彫金師の歴代後藤四郎兵衛家の墓。

歴史

平安時代
船岡山南西に天台宗知足院が開創されたと伝わる。
1156年
保元の乱で関白 藤原忠実が知足院に隠棲した。
中世
兵乱で衰退した。
1628年
日奥を開基とし、日猷が彫金師 後藤長乗の帰依により知足院を中興し、日蓮宗の「常徳寺」と号した。

撮影後記

 地蔵堂に奉安されている地蔵菩薩を「常盤地蔵」と称しますが、この付近には源義朝の別邸があったといわれ、牛若町には牛若丸にまつわる遺跡が残っています。 「牛若丸誕生井戸」は、牛若丸が誕生した場所とされ、産湯に使ったといわれます。 そこに立つ松の木の根元には「胞衣塚」があり、へその緒と胎盤が埋めてあると伝わります。 昔はかわらけに胞衣を入れ、吉方の土中に埋める慣わしがありました。

更新履歴

2015年1月20日
初版をアップロードしました。

常徳寺紀行のコメント

コメントを書く

お名前 ※
ホームページ
コメント本文 ※
認証キー ※ (半角)
Captcha Code

フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。

おすすめギャラリー

鎌倉

鎌倉紀行

作品追加中
さくら

さくら紀行

作品追加中
美瑛・富良野