久多

久多花笠踊

京都市最北端に位置する地区で、冬は寒さが厳しく豪雪地帯である。茅葺屋根の民家が残る美しい里山だが、過疎化が進行している。国の重要無形民俗文化財の「花笠踊」、市の無形民俗文化財の「松上げ」は有名である。

久多

久多について

撮影後記

 平家落人伝説もあるほど、秘境とも云っていいほどの場所です。 路線バスも通っていなく、おそらく京都市一秘境の里山でしょう。 「京都市で秘境?」と思われるかもしれませんが、京都市の北部は離合も困難な道路が数多く残り、真夜中に走るとシカやシシの群れが我が物顔でよく道路を歩いています。 そんな道を走っていると、ある意味、比較的道の良い東北とか北海道よりもド田舎(失礼)のような気持ちになってしまいます。
 久多は、丹波・近江・若狭などにも近く、なかでも近江文化の影響が強い地区ではないでしょうか。 これは、琵琶湖に注ぐ安曇川流域にあるためで、大原の百井町など大原北部もあてはまります。 実際、江戸時代は近江に属してました。 花笠踊の志古淵神社も、近江の「しこぶち神」を祀った神社で、文化も滋賀の影響も受けています。 また、滋賀県側からアクセスした方が楽で、郵便局の集配業務も堅田郵便局が行い郵便番号も滋賀県の番号が反映されているそうです。

概要・歴史

京都市最北端に位置する地区である。 標高800メートルから900メートルの山に囲まれた山間部で、冬は寒さが厳しく豪雪地帯である。 茅葺屋根の民家が残る美しい里山だが、過疎化が進行している。 平安時代以前から都への木材の供給地として既に開かれていたことが記録に残っている。 江戸時代、近江国の朽木藩領となった。 明治になると京都府愛宕郡に編入され、1989年に愛宕郡久多村となった。 1949年、京都市左京区に編入された。 高度成長期、外材の輸入量が増加したことにより林業中心の産業形態は変容を迫られ、山菜、漬物などが銘産となる。 近年、キャンプ場などのアウトドア施設が作られた。 久多には数多くの伝統行事が残り、なかでも、室町時代から続く国の重要無形民俗文化財の「花笠踊」、市の無形民俗文化財の「松上げ」「山の神・お弓」は知られている。

所在地: 京都府 京都市左京区久多

更新履歴

2011年9月13日
初版をアップロードしました。
2012年1月22日
ギャラリーに作品を4点追加しました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

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