御寺 泉涌寺

歴代天皇が眠る

真言宗泉涌寺派の総本山。平安時代の草創と伝えるが、実質的な開基は、鎌倉時代に宋で学んだ月輪大師である。孝明天皇に至る歴代天皇の御陵が営まれているため、皇室の御香華院となり、「御寺 泉涌寺」と尊称される。

泉涌寺

泉涌寺について

撮影後記

 洛西の仁和寺、大覚寺とともに皇室ゆかりの寺院として知られる泉涌寺。 境内がとても広く、山内寺院も数多くあるので、すべてを見るには半日以上はかかるかと。 また、東福寺に程近く、観光スポットの東山にありますが、シーズンでも東福寺ほど混雑しないので、落ち着いて参拝することができるのではないでしょうか。
 なお、泉涌寺のいくつかの塔頭は、別ページに掲載します。

歴史・概要

山号を東山とする真言宗泉涌寺派総本山。 本尊は釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒如来の三世仏。 平安時代の草創と伝えるが、実質的な開基は鎌倉時代の月輪大師である。 9世紀前半に弘法大師空海が、この地に草創した法輪寺が起源であり、855年に藤原緒嗣によって再興され、仙遊寺と改めたとするものがひとつの伝承である。 1218年、月輪大使がこの地に大伽藍を造営し、霊泉が湧いたので、寺号を泉涌寺と変更した。 月輪大使は、足かけ13年の宗滞在で天台と律を学び、宋から多くの文物をもたらし、泉涌寺の伽藍はすべて宋風につくられた。 1224年、後堀河天皇により皇室の祈願寺と定めら、この頃から皇室との結びつきが強まった。 その後、南北朝から安土桃山時代の諸天皇の、続いて江戸時代に後陽成天皇から孝明天皇に至る歴代天皇・皇后の御葬儀は当山で執り行われ、歴代天皇の御陵が営まれている。 このため、皇室の御香華院となり、「御寺 泉涌寺」と尊称される。 応仁の乱などによる兵火で、現存の堂宇は近世以降の再建である。 楊貴妃観音堂に安置される楊貴妃観音像は、長らく100年に一度だけ公開する秘仏であったが、1955年から一般公開されている。

所在地: 京都市 東山区泉涌寺山内町27

更新履歴

2010年10月8日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。
2014年3月23日
登録カテゴリを洛南から移動しました。

泉涌寺紀行のコメント

コメントを書く

お名前 ※
ホームページ
コメント本文 ※
認証キー ※ (半角)
Captcha Code

フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。

おすすめギャラリー

鎌倉

鎌倉紀行

作品追加中
さくら

さくら紀行

作品追加中
美瑛・富良野