西運寺

狸寺

宇治川に架かる観月橋の近くにある1596年創建の浄土宗寺院。江戸時代末、住職が裏山に住んでいたタヌキを餌付けして可愛がった。いつしか評判が立ち、庶民から文人墨客も寺を訪れ、「狸寺」と呼ばれるようになった。

西運寺

西運寺について

基本情報

山号寺号
松風山西運寺(しょうふうざんさいうんじ)
別称
狸寺
宗派
浄土宗
創建
1596年(慶長元年)
開山
雲海
本尊
阿弥陀如来
駐車場
専用駐車場なし
交通機関
京阪観月橋駅徒歩3分
住所
京都府京都市伏見区桃山町泰長老108

概要

宇治川に架かる観月橋の近くにある1596年創建の浄土宗寺院。 はじめ宇治川対岸の向島に寺基を構え、1687年に現在地に移転した。 江戸時代末、当時の住職が裏山に住んでいた雌タヌキを餌付けして「八(はち)」と名付け可愛がった。 いつしか、目の前でタヌキを見られるという評判が立ち、庶民から文人墨客も寺を訪れ、「狸寺」と呼ばれるようになった。

見所

観光名所
本堂 - 昭和54年の再建。タヌキの置物や湯飲みなどのコレクション300点余りが並べられている。
地蔵堂 - 昭和54年の再建。世継地蔵尊を祀る。

歴史

1596年
雲海により、宇治川対岸の向島橋詰町に創建された。
1687年
幕命により、徳川家康6男 松平忠輝の屋敷を下付されて現在地に移転した。
江戸時代
無住となり荒廃した。
1861~1864年
文久年間、第30世冠道は裏山の狸を餌付けして可愛がった。
明治時代
本堂などが再興された。

撮影後記

 門前はトラックなどが行き交う幹線道路ですが、裏山には竹が繁っておりタヌキが出てきそうな雰囲気はありました。 京都新聞の記事によれば、一昨年(2005年のことと思われる)、タヌキの親子が裏山から餌をもらいに出てきたことがあると書かれていました。 ただ、ネットの航空写真を見ると、裏山の北側には団地が立ち並び、裏山の面積はごくわずか。 タヌキじゃなくて、アライグマの見間違えじゃないのでしょうか?
鎌倉のたぬき

更新履歴

2014年12月16日
初版をアップロードしました。

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