善法律寺

もみじ寺

八幡にある律宗寺院。正嘉年間(1257年~1259年)、石清水八幡宮の善法寺宮清が創建し、孫娘の記良子は、足利義満の生母となった。良子が楓を寄進して以来、境内は紅葉の名所として知られ「紅葉寺」と称される。

善法律寺

善法律寺について

基本情報

山号寺号
男山善法律寺(ぜんぽうりつじ)
別称
紅葉寺(もみじでら)
宗派
律宗
創建
1257年~1259年(正嘉年間)
開山
実相
開基
善法寺宮清(ぜんぽうじきゅうせい)
本尊
八幡菩薩
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
走上りバス停徒歩5分
住所
京都府八幡市八幡馬場28

概要

奈良唐招提寺末で律宗に属す。 正嘉年間(1257年~1259年)、石清水八幡宮社務の善法寺宮清が、奈良東大寺の実相に帰依し、私邸を寺院に改めたことがはじまりである。 室町時代には、善法寺通清善(宮清の孫)の娘 記良子が、足利義詮に嫁ぎ、足利義満の生母となったことから、以来足利将軍家と密接な関係が続き興隆した。 良子が楓を寄進して以来、境内は紅葉の名所として知られ「紅葉寺」と称される。 また、平安・鎌倉・南北朝時代のすぐれた仏像も多数安置している。

見所

府文化財
本堂 - 江戸前期の再建。弘安年間(1278年~1288年)石清水八幡宮の旧社殿を移して建立された遺構。本尊の僧形八幡大菩薩坐像(平安時代末作)が安置され、脇侍に不動明王と愛染明王(それぞれ鎌倉時代作)が座す。創建時のものといわれる。
表門 - 1759年の再建。
市文化財
絹本著色孔雀図岸駒筆二曲屏風
絹本著色行教和尚像
絹本著色僧形八幡像
木造地蔵菩薩立像
木造宝冠阿弥陀如来坐像
木造十一面千手観音立像
木造地蔵菩薩坐像(伝八幡菩薩像)
木造不動明王坐像(伝八幡菩薩像)
木造愛染明王坐像
観光名所
阿弥陀堂 - 石清水八幡宮の宿院頓宮にあったといわれる南北朝時代の宝冠阿弥陀像が安置されている。
放生池 - 池畔に鎌倉時代の五輪塔が立つ。大乗院にあったものといわれる石塔。

歴史

1257~1259年
正嘉年間、石清水八幡宮社務の善法寺宮清が、奈良東大寺の実相に帰依し、私邸を寺院に改めたことがはじまり。
室町時代
善法寺通清善(宮清の孫)の娘 記良子が、足利義詮に嫁ぎ、足利義満の生母となったことから、以来足利将軍家と密接な関係が続き興隆した。
明治維新
廃仏毀釈により、石清水八幡宮より八幡大菩薩神像などが遷された。

撮影後記

 石清水八幡宮の鎮座する男山東麓に建つ律宗寺院です。 将軍 足利義満の生母となった良子は、この律寺へ自分の好きなカエデの樹を数多く寄進したといいます。
 ただ、訪問したのが師走も中旬に近い頃なので、少し遅かったようです。 モミジも大方散っていて、残り紅葉も散り紅葉もカサカサ紅葉になっていました。 背後に朝晩冷え込みそうな男山があり、境内にも池があるので、季節の進み具合は周辺の寺社と比べると足早のようです。

更新履歴

2012年6月18日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。

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