勝林寺

東福寺の毘沙門堂

1550年、高岳令松により創建された臨済宗大本山東福寺の塔頭で、山内北方に寺基を構えている。 北方守護の毘沙門天を本尊にしていることから、東福寺全山の鎮守として祀られ、「東福寺の毘沙門堂」と呼ばれている。

勝林寺

勝林寺について

基本情報

寺号
勝林寺(しょうりんじ)
別称
毘沙門堂、東福寺の毘沙門天
宗派
臨済宗東福寺派
寺格
東福寺塔頭
創建
1550年(天文十九年)
開山
高岳令松(こうがくれいしょう) - 東福寺205世。
本尊
毘沙門天
駐車場
無料駐車場あり - 東福寺駐車場利用。
交通機関
京阪東福寺駅徒歩8分、JR東福寺駅徒歩8分
住所
京都府京都市東山区本町15丁目795
サイト
毘沙門堂勝林寺

概要

臨済宗大本山東福寺の塔頭で山内北方に寺基を構えている。 仏法と北方を守護する毘沙門天を祀ることから、「東福寺の毘沙門天」と呼ばれている。 1550年(天文十九年)東福寺205世の高岳令松により創建され、東福寺塔頭海蔵院の鬼門に当たり鎮守となった。 その後、東福寺全山の鎮守として祀られるようになった。 本堂には11紀後半の等身大に近い本尊毘沙門天立像を安置する。 長く東福寺仏殿の天井裏に安置されていたが、高岳令松の霊告により海蔵院の独秀令岱が発見したという。

見所

観光名所
本堂 - 大檀那であった近衛家の大玄関を移したもの。平安時代11紀後半の等身大に近い本尊毘沙門天立像を安置する。長く東福寺仏殿の天井裏にひそかに安置されていたが、江戸時代に開山高岳令松の霊告により海蔵院の独秀令岱が発見したという。
石塔 - 一切経が埋められているといわれる。
庭園 - 後桜町天皇が行幸されたとき独秀令岱が手植えした皇桜、無数の虎が月に吠える様子を表現した「嘯月庭」、吉祥天が宿るといわれる「吉祥紅葉」が鮮やか。

行事

1月1日~3日
新春特別拝観 - 本尊毘沙門天立像、脇侍の吉祥天像・善膩師童子像の開帳。振る舞い酒。
11月15~30日
秋の特別拝観 - 本尊毘沙門天立像、脇侍の吉祥天像・善膩師童子像の開帳。庭園の紅葉ライトアップ。
11月22日
毘沙門講 - 独秀令岱和が無病息災・心願成就を願いお膳を振舞ったのが始まり。

歴史

1550年
東福寺205世 高岳令松により創建され、東福寺塔頭海蔵院の鬼門に当たり鎮守となった。
江戸時代
東福寺全山の鎮守として祀られるようになった。

撮影後記

 もとは「勝林庵」と称し、南西側に建っている海蔵院の塔頭でした。 虎関師錬の塔所であり、境内には社会福祉法人洛東園も立地していて、山内のなかでも大きな塔頭だったようです。 海蔵院は近衛家の香華所であったことから、勝林院の本堂として近衛邸の大玄関を下賜されたものと思われます。

更新履歴

2015年10月13日
初版をアップロードしました。

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