栗棘庵

紅葉弁当

臨済宗東福寺の塔頭。東福寺4世 白雲慧暁が退き、1294年、洛北に庵を結び隠遁したのが起源である。応仁の乱後、東福寺山内に移された。紅葉の時期には、京料理高澤の仕出し弁当「紅葉弁当」を饗することができる。

栗棘庵

栗棘庵について

基本情報

寺号
栗棘庵(りっきょくあん)
宗派
臨済宗東福寺派
寺格
東福寺塔頭
創建
1294年(永仁二年)
開山
白雲慧暁 - 東福寺4世。
開基
白雲慧暁
本尊
地蔵菩薩、聖観音
駐車場
無料駐車場あり - 東福寺駐車場利用。
交通機関
東福寺駅徒歩10分
住所
京都府京都市東山区本町15丁目796

概要

臨済宗大本山東福寺の塔頭寺院のひとつである。 東福寺4世 白雲慧暁が退き、1294年(永仁二年)、洛北白雲村に「栗棘庵」を結び隠遁したのが起源である。 南北朝時代、奥能登の温井氏祖 覚山空性により再興された。 応仁の乱で焼失後、能登の守護 畠山氏を檀越に迎え、東福寺山内に移された。 紅葉の時期には京料理「高澤」の仕出し弁当「紅葉弁当」を饗することができる。

見所

国重要文化財
紙本白描白雲慧暁像 附 絹本著色白雲慧暁像 - 鎌倉時代の作。(京都国立博物館寄託)
紙本墨画出山釈迦図 - 鎌倉時代の作。白雲恵暁の賛がある。(京都国立博物館寄託)
紙本墨画梅花図2幅 - 鎌倉時代の作。白雲恵暁の賛がある。(京都国立博物館寄託)
聖一国師印信3巻 附 阿忍流密授 - 弘安三年(1280年)のもの。(京都国立博物館寄託)
宋拓輿地図2幅 - 南宋時代のもの。(京都国立博物館寄託)
印章「白雲」「恵暁」「隠谷」3顆 - 鎌倉時代のもの。(京都国立博物館寄託)
府文化財
絹本著色八幡若宮神像 - 鎌倉時代の作。
絹本著色石清水八幡宮曼荼羅図 - 鎌倉時代の作。
観光名所
本堂 - 前庭に石灯籠が据えられた苔地の枯山水がある。
書院 - 紅葉の時期には、京料理「高澤」の仕出し弁当「紅葉弁当」を饗することができる。
墓地 - 室町時代中期の歌僧である清巌正徹の墓がある。

歴史

1294年
東福寺4世 白雲慧暁が退き、洛北白雲村に「栗棘庵」を結び隠遁した。
1307年
聖寿庵に改めた。
1385年
能登国の覚山空性により再興され、栗棘庵に復した。
1417年
歌僧 正徹は栗棘庵裏に「松月」を建て起居した。
応仁の乱
兵火で焼失した。
戦国時代
能登の守護 畠山氏を檀越に迎え、東福寺山内に移された。

撮影後記

 普段は非公開塔頭ですが、東福寺のハイシーズンとなる山内がモミジ一色に染まる頃になると、山門に「京料理髙澤」の立て看板が立ち、玄関に暖簾がかけられます。 仕出し屋から暖簾を掲げて60年以上、初代が魚屋を営んだ経緯から、毎朝主人が市場へ赴き、目利きの技で吟味しているのだそう。 拝観料込で3,150円なり。 高いか安いかはあなた次第。

更新履歴

2015年2月28日
初版をアップロードしました。
2015年10月9日
登録カテゴリを山科・醍醐・今熊野から移動しました。

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