八大神社

宮本武蔵

一乗寺の産土神で、1294年に御霊社として創建されたといわれる。宮本武蔵は、吉岡一門との「一乗寺下り松の決闘」前に当社で勝運祈願したと伝わる。境内には、決闘を見守ったといわれる一乗寺下り松を安置する。

八大神社

八大神社について

基本情報

社名
八大神社(はちだいじんじゃ)
創建
1294年(永仁2年)
主祭神
素盞嗚命(スサノオ)、稲田姫命(クシナダヒメ)、八王子命
旧社格
村社
例祭
5月5日
駐車場
有料駐車場あり
交通機関
一乗寺下り松町バス停徒歩5分、叡電一乗寺駅徒歩8分
住所
京都市左京区一乗寺松原町1
サイト
八大神社

概要

一乗寺の産土神で、剣豪 宮本武蔵ゆかりの神社である。 1294年、崇道天皇以下八柱の御霊社として創建されたといわれ、北の祇園社「北天王」とも称された。 宮本武蔵が吉岡一門との「一乗寺下り松の戦」の前に当社に立ち寄り、勝運を祈願したとも伝わる。 境内には、決闘を見守ったといわれる初代一乗寺下り松を安置する。 また、決闘の地には、四代目の松が植樹され石碑が立っている。

見所

観光名所
本殿 - 大正15年の再建。
一乗寺下り松 - 昭和57年、武蔵決闘の地に四代目の松が植樹された。「宮本 吉岡 決闘之地」の石碑が立つ。
初代一乗寺下り松 - 本殿の西側に安置。宮本武蔵と吉岡一族との決闘を見守ったといわれる「初代の下り松」の古木。
宮本武蔵像 - 武蔵の決闘から四百年を迎える平成15年に建立された若き武蔵像。
鎮守の森 - 岐阜県根尾から平成5年に植樹された「淡墨桜」が立つ。
摂社 - 皇大神宮社。
末社 - 左から日吉社、八幡社、賢防社、諏訪・竈社、春日・新宮社、赤山・貴布祢社、加茂・柊社。
境内神社 - 常盤稲荷神社。

祭事

毎月1日
月次祭
1月1日
歳旦祭
1月5日
初御供祭
2月3日
節分祭
3月3日
草餅御供祭(弥生祭) - 蓬を混ぜた団子をつきお供えする。
4月第一日曜
神弓祭(古式弓執神事) - 弓執りの二人が、二本の矢を各々三回ずつ的に放つ。
4月第一日曜
遷御祭(宮座督殿渡し) - 神弓祭の斎行後、宮座の督殿引継ぎの儀式である「御鍵渡し」が深夜に厳かに行われる。
5月1日
粽御供祭(端午祭) - 神前に御供と粽を、各社殿の屋根に菖蒲と蓬をお供えする。
5月4日
例祭(宵宮祭) - 神輿巡行(下り松~北の四つ辻~南の京道の十字路)
5月5日
朝御供祭 - 小判型の五重の熨斗の餅(おのれもち)をお供えする。
5月5日
例祭(神幸祭) - 上一乗寺、下一乗寺、一乗寺住宅自治会の神輿が氏子域を巡行する。
7月上旬
早苗振祭 - 早苗が順調に生育することを祈願し、茹でた蚕豆と塩押しした胡瓜をお供えする。
8月7日
七夕御供祭 - 夏越祓。
10月上旬
栗御供祭 - 御供と柿・栗をお供えする。
10月上旬
秋季湯立祭 - 事の真偽正邪を裁くため、熱湯を探る禊の神事。
11月3日
髪置・ 袴着 ・ 帯解御供祭 (七五三詣祭)
11月23日
新嘗祭

歴史

1294年
崇道天皇以下八柱の御霊社として創建されたといわれる。北の祇園社「北天王」と称され、皇居守護神十二社中の一つにもなった。
1438年
牛頭天王と八大天王が勧請された。
応仁の乱
兵火で焼失。
1596年
社殿が再建された。
1604年
境内地である一乗寺下り松にて、宮本武蔵が吉岡一門と決闘したと伝えられる。
1718年
鳥居が建立された。
1849年
社殿が造営された。
明治6年
牛頭天王が合祀された。
明治7年
八大天王が合祀された。
大正15年
現本殿が再建された。
昭和20年
下り松の古木が祀られた。

撮影後記

 詩仙堂の隣にある一乗寺の氏神さまです。 詩仙堂に拝観した人は、立ち寄るとよいでしょう。
 吉川英治の小説「宮本武蔵」では、八大神社に勝利を祈願しようと立ち寄るのですが、神前で考え直し、「神仏を尊んで神仏を恃まず」と悟り、そのまま決闘に向かいました。 境内に安置されている下り松の古木があった場所は、詩仙堂前の坂の途中で、まだ若い四代目の松が植えられています。

更新履歴

2012年6月30日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。

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