地蔵禅院

地蔵院のシダレザクラ

井手町にある曹洞宗寺院。白鳳年間に橘諸兄によって草創されたと伝わる。境内には樹齢300年ほどの京都府天然記念物「地蔵院のシダレザクラ」が立つ。枯死した先代の円山公園の枝垂れ桜は、当院親桜の子であった。

地蔵禅院

地蔵禅院について

基本情報

山号寺号
玉峯山地蔵禅院(ぎょくほうざんじぞうぜんいん)
別称
地蔵院
宗派
曹洞宗
創建
伝 白鳳年間
開山
伝 肇建
本尊
地蔵菩薩
札所
城南西国33観音霊場 27番
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
玉水駅徒歩20分
住所
京都府綴喜郡井手町井手東垣内16

概要

井手町にある曹洞宗寺院。 創建は不詳だが、白鳳年間に橘諸兄によって草創されたと伝わる。 当初は華厳宗だったといい、その後に改宗を重ね、1627年、関東天王院の至心孝察が、曹洞宗東長寺の物外麟應を中興開山として迎え、曹洞宗に改宗した。 境内に立つ樹齢300年ほどの古桜は、「地蔵院のシダレザクラ」として京都府の天然記念物に指定されている。 昭和22年に枯死した先代の円山公園の枝垂れ桜は、当院の先代の親桜から株分けしたものである。 境内からは、生駒山系のパノラマを望める。

見所

府天然記念物
地蔵院のシダレザクラ - 1727年に植樹された。昭和22年に枯死した先代の円山公園の枝垂れ桜は、当院の先代の親桜から株分けしたものである。
観光名所
本堂 - 本尊に地蔵菩薩、脇侍に不動明王、毘沙門天を安置する。西側に隣接していた天台宗西芳寺の仏像が遷されたものという。観音菩薩は橘諸兄の持仏であったとも。
境内 - 薬医門と鐘楼が建つ。木津川から遠く生駒山、信貴山、葛城山、金剛山の生駒山系のパノラマを望める。

歴史

白鳳年間
橘諸兄により草創され、肇建上人によって創建されたと伝わる。当初は華厳宗だったという。
中世
改宗を重ねた。
1627年
関東天王院の至心孝察が、曹洞宗東長寺の物外麟應を中興開山として迎え、曹洞宗に改宗した。
1856年
現在の伽藍が中興された。
昭和62年
鐘楼横の枝垂桜が、府の天然記念物に指定された。
平成7年
現在の伽藍が再中興された。

撮影後記

 六玉川のひとつ、井手の玉川近くの殿山の山腹にあり、境内からの眺望は最高です。 境内には、現在の円山シダレの従妹の子にあたる樹齢300年弱の名桜があります。 このしだれ桜は、お花見名所の玉川沿いのソメイヨシノよりも、標高は100メートルほど高所にありますが、一足早く見ごろを迎えます。 境内下の畑には樹齢100年程になる娘もあって、開花時期には多くの花見客で賑わいます。

更新履歴

2012年8月7日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

地蔵禅院紀行のコメント

コメント欄

初めまして。
今年の桜見物はどこにしようかとネット検索していたら、ここに辿りつきました。写真がどれもすばらしく仕事も忘れ、見入ってしまいました。
きれいな写真みせていただきありがとうございました。

初めまして。
今年の桜見物はどこにしようかとネット検索していたら、ここに辿りつきました。写真がどれもすばらしく仕事も忘れ、見入ってしまいました。

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