青龍寺

伽羅観さん

乙訓郡小塩山に創建され、平安遷都とともに東山に移り、平安時代末、法然の弟子 見仏が六時礼讃の念仏道場として中興した。伽羅の霊木を最澄が刻んだと伝わる聖観音像は、「伽羅観さん」として親しまれている。

青龍寺

青龍寺について

基本情報

山号寺号
見性山青龍寺(けんしょうざんせいりゅうじ)
別称
伽羅観さん、伽羅観音
宗派
浄土宗知恩院派
創建
789年(延暦八年)
中興開山
見仏(けんぶつ) 法然の弟子。
開基
桓武天皇
本尊
聖観世音菩薩
札所
洛陽三十三所観音巡礼 第9番
駐車場
専用駐車場なし
交通機関
東山安井バス停徒歩5分
住所
京都府京都市東山区南町411

概要

東山の霊山道に位置する浄土宗鎮西派に属する寺である。 延暦年間(782年~805年)、桓武天皇の勅命により、乙訓郡小塩山に創建された「大宝寺」が前身で、平安遷都とともに此の地に移った。 その後荒廃していたが、平安時代末、法然の弟子 見仏が六時礼讃の念仏道場として中興した。 「青龍寺」と改号されたのは寛永年間(1624年~1644年)のことである。 本堂に安置する本尊聖観音像は、唐から渡来した伽羅の霊木を、桓武天皇の勅命により最澄が彫刻したと伝わり、「伽羅観さん」として親しまれている。

見所

観光名所
本堂 - 唐から渡来した伽羅の霊木を、桓武天皇の勅命により最澄が彫刻したと伝わる聖観音立像(伽羅観)を安置。
念仏石 - 800年前の隕石と伝わる大小2つの石で、叩くと高い金属音がするので「かんかん石」ともいわれる。法然弟子の見仏などは、伏せ鉦の代わりにこれを叩いて六時礼賛の調子をとったという。

歴史

782年
桓武天皇の勅命により、乙訓郡小塩山に「大宝寺」が創建された。
794年
平安京遷都により、現在地に移転した。
1185年
法然の弟子 見仏が中興し、別時念仏六時礼讃の道場とした。
1192年
見仏は寺号を「引導寺」と改め、浄土宗に改宗した。
1624~1644年
寛永年間、知恩院32世 霊巌(れいがん)により「青龍寺」と改められた。

撮影後記

 比叡山黒谷にも青龍寺がありますが、この寺は霊山護国神社へと上がる霊山道の途中にある小寺です。 念仏石は大小二つあって、小石は本堂に、大きい石は本堂前の庭に安置されています。 今から800年ほど前に、天から落下してきた隕石とも伝わります。 叩くと高い金属音がするそうで、「かんかん石」ともいわれるそうです。

更新履歴

2015年1月21日
初版をアップロードしました。

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