常照皇寺

名桜の宝庫

臨済宗天竜寺派に属する皇室ゆかりの禅刹。光厳上皇によって1362年に開かれた。国指定天然記念物である「九重桜」、御所から株分けした「左近の桜」、一重と八重が一枝に咲く「御車返しの桜」が春に咲く。

常照皇寺

常照皇寺について

撮影後記

 初めて常照皇寺を訪ねたのは、雪深い師走でした。 大原から細い花背峠を越えて来たのですが、京北は花背よりも若干積雪量は少ないようです。 それでも、道路にはかなりの積雪はあったかと思います。
 朝早く、勅使門の周辺で写真を撮っていると、外に出て来た住職さんらしき人が寺内に招き入れてくれました。 撮影ポイントや開山堂に安置してある仏像の撮るアングルなど事細かに教えてくれました。 仏像自体の写真は、いままで撮ったことがなかったので、初めての経験で戸惑いました。 帰りには、ちょっとしたお土産までいただき、温かなもてなしをうけました。 そして、名残り惜しく古刹を辞しました。

歴史・概要

臨済宗天竜寺派に属する歴代天皇の帰依を得た皇室ゆかりの禅寺である。 山号は大雄山。 光厳上皇によって南北朝時代の1362年に開かれた。 光厳上皇は四十最も過ぎるころ、禅の修行の路に入り、この地の廃寺を改修して自ら和尚となった。 そのわずか2年後崩御なされ、光厳上皇の菩提を弔うために、禅刹に改め大雄名山万寿常照皇禅寺とした。 1579年、明智光秀が周山城を築くための木材を集めで周辺の社寺を取り壊したことで衰退した。 太閤検地で寺領の没収や戦火で諸堂伽藍を焼 失し荒廃する。 江戸時代に入り、後水尾法皇の尽力、徳川秀忠の外護があり、末寺300寺に回復。 だが、昭和の敗戦後に多くの寺田や寺資産を失くしたまま、今日に至っている。 また、国指定天然記念物である「九重桜」をはじめ、御所から株分けしたといわれる「左近の桜」、一重と八重が一枝に咲く「御車返しの桜」の名桜が境内にあり、春には大変な賑わいをみせる。

住所: 京都府 京都市右京区京北井戸町字丸山14-6

更新履歴

2010年8月15日
初版をアップロードしました。
2010年12月12日
ギャラリーに作品を6点追加しました。
2011年6月2日
ギャラリーに作品を2点追加しました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

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