二尊院

二尊の本尊

百人一首で名高い小倉山を山号とする天台宗の古刹。開基は、慈覚大師円仁。本尊に釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀るため、二尊院と呼ぶ。近世になって公家や豪商角倉了以、伊藤仁斎・東涯父子を檀家に迎え栄えた。

二尊院

二尊院について

撮影後記

 二尊院は、京都のお寺さんには珍しく、撮影制限がないようです。 境内で写真を撮っていると、お寺の方が、そうおっしゃってきましたので。 さすがに、そうはいっても、二尊の御本尊様にカメラを向けることはできませんでしたが。 また、梵鐘も撞いていってくださいと言われました。 後で調べてみると「しあわせの鐘」というそうです。 参拝者用の無料駐車場もあり、親切なお寺さんだと思います。
 あと、秋の風景に掲載した紅葉作品ですが、雨上がりの状態の良いモミジです。 撮影した2010年は前評判こそ高かったのですが、いざ蓋を開けてみたら、雨らしい雨が連休の日曜に降った雨だけで、適度に葉に水が付かなかったので長持ちしませんでしたね。

概要・歴史

「百人一首」で名高い小倉山の東麓にあって、本尊に発遣の「釈迦如来」と来迎の「阿弥陀如来」の二尊を祀るため、二尊院と呼ぶ。 正式には「小倉山二尊教院華台寺」といい、明治以降、天台宗山門派に属している。 承和年間(834年~847年)嵯峨天皇が円仁(慈覚大師)に勅して建立された華台寺の跡で、鎌倉時代初期、荒廃していたのを法然が庵を結び、高弟である湛空らにより再興された。 応仁の乱によって諸堂が全焼したが、現本堂、唐門(勅使門)は約30年後に再建された。 本堂の後奈良天皇による二尊院の勅額や、後柏原天皇による唐門の小倉山の勅額は、このとき下賜されたもの。 近世になって公家(二条家、三条家、四条家、三条西家、鷹司家)や豪商(角倉了以、角倉素庵など)、文人(伊藤仁斎、伊藤東涯など)を檀家に迎え栄え、墓がある。 総門を入った「紅葉の馬場」と呼ばれる参道は、紅葉の名所として知られる。 また、百人一首ゆかりの、藤原定家の時雨亭跡とされる場所がある。

住所: 京都市右京区 嵯峨二尊院門前長神町27

更新履歴

2010年10月21日
初版をアップロードしました。
2010年12月11日
ギャラリーに作品を5点追加しました。
2011年6月1日
ギャラリーに作品を1点追加しました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

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