智恵光院

通り名の由来

通り名の由来となっている浄土宗の寺である。1294年、鷹司家の祖である関白 鷹司兼平が、一族の菩提寺として創建したと伝わる。地蔵堂には、6本の腕を持ち六道全てを救済するという「六臂地蔵尊」を安置している。

智恵光院

智恵光院について

基本情報

山号寺号
称念山智恵光院(しょうねんざんちえこういん)
宗派
浄土宗
創建
1294年(永仁二年)
開山
如空 - 知恩院8世。
開基
鷹司兼平 - 鷹司家祖。
本尊
阿弥陀如来
札所
洛陽四十八願所地蔵めぐり 第15番
駐車場
専用駐車場なし
交通機関
千本中立売バス停徒歩5分
住所
京都府京都市上京区智恵光院前之町601

概要

「称念山平等寺」と号する浄土宗の寺で、通り名の由来となっている。 1294年(永仁二年)、鷹司家の祖である関白 鷹司兼平が、知恩院8世 如空国師を開山に請して、一族の菩提寺として法勝寺の北(現在の岡崎付近)に創建したのが起源と伝わる。 その後、現在地の西陣に移転したが、江戸時代の西陣焼け、天明の大火で全て焼失した。 幕末に現在の堂宇が再興されたが、太平洋戦争に伴う建物強制疎開により寺域が縮小され、塔頭四院も廃寺となった。 地蔵堂には小野篁作という「六臂(ろっぴ)地蔵像」を安置する。 地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道の六道全て救済するという6本の腕を持つ珍しい地蔵尊である。

見所

観光名所
本堂 - 1855年の再建。快慶作という本尊阿弥陀如来像を安置。
地蔵堂 - 小野篁作という「六臂地蔵像」を安置。地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道の六道全て救済するという6本の腕を持つ。

歴史

1294年
関白 鷹司兼平が、如空を開山に一族の菩提寺として創建したと伝わる。
中世
現在地に移転した。
1730年
西陣焼けにより焼失した。
1788年
天明の大火により焼失した。
1855年
現在の本堂・書院・庫裡が再建された。
戦時中
建物強制疎開により寺域が縮小され、塔頭四院も廃寺となった。

撮影後記

 北大路から丸太町まで南北路の智恵光院通の由来となっている寺院です。 通り名は江戸時代初期の初見ということで、それ以前に現在地に移転してきたものと考えられます。 平安時代の小野篁が刻んだという地蔵尊は、実際には江戸時代の作とみられ、六地蔵巡りするのと同じくらいの功徳があるとされるそうです。

更新履歴

2015年1月29日
初版をアップロードしました。

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