岩船寺

花の寺

真言律宗の古刹で、開基は行基と伝わる。最盛期には三十九の坊舎があったが、承久の乱の兵火により伽藍をほぼ全焼し、江戸時代に徳川家の寄進で再興された。紫陽花や紅葉の名所として知られ「花の寺」とも呼ばれる。

岩船寺

岩船寺について

撮影後記

 奈良にほど近い木津川市の当尾の里に位置しているので、京都というより奈良のお寺というべきかも。 実際、文化的にも京より南都の影響が見られ、江戸時代は興福寺の末寺でした。 近くには、有名な浄瑠璃寺もあります。
 また、付近には当尾石仏群と称される鎌倉時代を中心とした石仏や石塔が多数見受けられます。 鎌倉時代、当尾の里には、都を離れて修行に専念する僧が居住し、今に残る石仏はその名残りであるといわれています。
 紅葉撮影に関しては、浄瑠璃寺よりも1週間程度見頃が遅い印象でした。 深閑とした場所に建っているので、京都市街や浄瑠璃寺よりも早いと思って訪問しましたが、まだまだでした。 師走に入ってからが見頃のようです。

概要・歴史

山号を高雄山(こうゆうざん)とする真言律宗の古刹である。 本尊は阿弥陀如来、開基は行基と伝わる。 岩船寺の名は門前にある岩船による。 寺伝によると729年、聖武天皇の発願により行基に命じて一宇を建てさせたのが起源とされる。 806年、空海の甥・智泉が入り、密教の儀式である伝法灌頂を修するため報恩院を建立した。 813年、嵯峨天皇の皇后が皇孫誕生のこともあって堂塔伽藍を整え、岩船寺と称するようになった。 最盛期には三十九の坊舎があったが、承久の乱の兵火により伽藍をほぼ全焼した。 室町時代に三重塔などが再建された。 江戸時代には興福寺の末寺で、徳川家の寄進で再興された。 関西花の寺霊場第十五番札所でアジサイの名所として知られ「アジサイ寺」とも呼ばれる。

住所: 京都府 木津川市加茂町岩船上ノ門43

更新履歴

2011年1月26日
初版をアップロードしました。
2011年6月7日
ギャラリーに作品を4点追加しました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。

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