大仙院

特別名勝庭園

1509年創建の臨済宗大徳寺の塔頭で、北派の本庵である。方丈周囲の枯山水庭園は、蓬莱山から流れ落ちる滝が大河となって、大海に流れ込む様子を表している。方丈と共に創建時の遺構で、国宝並びに国の特別名勝。

大仙院

大仙院について

基本情報

寺号
大仙院(だいせんいん)
宗派
臨済宗大徳寺派
寺格
大徳寺塔頭
創建
1509年(永正六年)
開山
古岳宗亘 - 大徳寺76世。
開基
六角政頼 - 近江守護。
本尊
釈迦如来
駐車場
有料駐車場あり - 大徳寺駐車場利用。
交通機関
大徳寺前バス停徒歩8分
住所
京都府京都市北区紫野大徳寺町54-1
サイト
大仙院

概要

臨済宗大本山大徳寺の塔頭で、大徳寺北派の本庵とされている。 1509年(永正六年)、近江守護 六角政頼が、子の古岳宗亘(大徳寺76世)を開祖として創建した。 国宝方丈は創建当時のもので、床の間と玄関は日本最古のものである。 方丈周囲の庭園は、室町時代を代表する枯山水として名高い。 方丈書院の間の北から東にかけて蓬莱山から流れ落ちる滝が大河となって、方丈南庭の大海に流れ込む様子を表し、国の史跡・特別名勝及び名勝に指定されている。

見所

国特別名勝
大仙院書院庭園 - 室町時代を代表する枯山水庭園で創建時の作庭。方丈書院の間の北から東にかけて蓬莱山から流れ落ちる滝が大河となって、方丈南庭の大海に流れ込む様子を表す。青石は霊山や船や橋、白砂は水で、全て石で表現されている。
国宝
本堂(方丈) 附 玄関 - 永正10年(1513年)の創建当時のもので、東福寺龍吟庵に次いで古い方丈建築である。床の間と玄関は日本最古のもの。
大燈国師墨蹟 - (京都国立博物館寄託)
国名勝
大仙院庭園 - 方丈南庭で近代の改修。白砂に2か所の砂盛を配した簡潔な枯山水で、大海を表す。
国重要文化財
紙本淡彩四季耕作図 8幅 - 狩野之信の筆。方丈礼の間の障壁画で掛軸に改装。(京都国立博物館寄託)
紙本著色花鳥図 8幅 - 狩野元信の筆。方丈檀那の間の障壁画で掛軸に改装。(京都国立博物館寄託)
紙本墨画瀟湘八景図 22幅 - 相阿弥の筆。方丈室中の障壁画で掛軸に改装。(京都国立博物館寄託)
牡丹孔雀模様堆朱盆 - 元時代の張成作。(大阪市立美術館寄託)
書院 - 1614年(慶長19年)の建立。北書院「拾雲軒」は沢庵宗彭の創建で、宮本武蔵に剣道の極意を授けたという。

行事

毎月24日
定例坐禅会 - 開山の月命日に因む。
3月17日
千利休と親交があった3世 古渓和尚を偲び、茶室で薄茶の奉仕が行われる。

歴史

1509年
六角政頼が、子の古岳宗亘を開祖として創建した。
1513年
現在の方丈と庭園が造営され、大徳寺北派の本庵となった。
1614年
沢庵和尚の時代、書院が建立された。

撮影後記

 大徳寺の20余りある塔頭のなかでも、高桐院と人気を二分する拝観者が多い塔頭で、大徳寺南派本庵の龍源院とともに、山内最古参の塔頭であります。 また、豪快な語り口が特徴の名物和尚?がいることでも知られています。
 なお、大玄関から先は撮影禁止となっているので、前庭のみの掲載になります。

更新履歴

2015年3月2日
初版をアップロードしました。

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