京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
「歌乃中山(うたのなかやま)」と号する真言宗智山派の寺で、桜や紅葉の美しさから数多くの歌が詠まれた。 802年(延暦21年)、比叡山の紹継法師により天台宗寺院として創建された。 一条天皇の御代に勅願寺となり堂塔が並び興隆したが、応仁の乱の後に荒廃し、慶長年間(1596年~1615年)、根来寺の性盛により復興された。 「平家物語」の非恋で知られる高倉天皇と小督局ゆかりの寺で、平清盛の娘を中宮とする高倉天皇に寵愛されたために清盛の怒りに触れた小督局は、宮中を追われてこの寺に隠棲した。 天皇は自分が死んだら局のいるこの寺に葬るよう遺言を残し逝去された。 背後の山に高倉天皇後清閑寺陵があり、傍らには生涯にわたって菩提を弔ったといわれる局の墓がある。
清水寺の子安塔から、さらに奥の方に佇む「平家物語」ゆかりの小寺です。
子安塔までは観光客も大勢訪れますが、清閑寺まで足を運ぶ人は限られます。
かつては清水寺に匹敵するほどの大寺だったそうで、現在も清閑寺を冠称する町名が一帯に広がり、その名残を伝えています。
また、「歌中山」という山号からも、桜や紅葉の美しさから数多くの歌が詠まれました。
「小督桜」という名桜もあったので、次は桜の時期に撮影してみたいと思っています。
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