京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
西塔(さいとう)は、東塔(とうどう)から北へ1キロほどのところにあり、二世天台座主の円澄によって開かれた。 現存する比叡山最古の堂宇の釈迦堂をはじめ、弁慶が左右同形の堂を天秤棒のように担ぎ上げたといわれる「にない堂」などが国の重文に指定されている。 また、最澄の御廟所がある比叡山で最も神聖な場所といわれる浄土院や、法然が修行した黒谷青龍寺などの霊跡が、少し離れた場所に佇んでいる。 延暦寺は、1200年の不滅の法灯が続く最澄により開かれた天台宗総本山。 寺号よりも山号の比叡山、また叡山と呼ばれることも多く、かつては北嶺とも称された。 また、日蓮宗の日蓮、浄土宗の法然、浄土真宗の親鸞、臨済宗の栄西、曹洞宗の道元、時宗の 一遍など、新仏教の担い手を輩出したことから日本仏教の母山とも称される。 標高848mの比叡山一帯に東塔地区をはじめ、西塔地区、横川地区と山麓の坂本地区を境内とし、三塔十六谷二別所の広大な大寺院である。 住職は、天台座主と呼ばれ、末寺を統括している。 「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録されている。 現在も天台の思想に基づいた「千日回峰行」や「12年篭山行」などの厳しい修行が続けられている。
延暦寺といっても、一筒の建造物があるわけではなく、比叡山にある500ヘクタールほどの境内地と麓の坂本に点在する数百の堂塔の総称です。
そして、比叡山の山内を地域別に、東を「東塔(とうどう)」、西を「西塔(さいとう)」、北を「横川(よかわ)」の三つに区分しています。
これを三塔と言い、西塔は中心エリアの東塔に比較的近いのですが、東塔に比べればとても静かです。
アクセスする場合は、東塔地域からシャトルバスにて5分ほど。
徒歩でも、東塔の阿弥陀堂から20分ほどですが、途中に山王院や浄土院があるので、歩いてお参りするのもよいでしょう。
なお、比叡山延暦寺は近江ですが、世界遺産で「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されているし、歴史的経緯からも京都特集に組み込みました。
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