瑞峯院

大友宗麟

1535年創建の臨済宗大徳寺の塔頭で、キリシタン大名 大友宗麟が創建した菩提寺である。方丈、表門、唐門は、創建時のもので重文。石組みを十字架に組んでいる枯山水庭園や蓬莱山式庭園が、方丈周囲に配されている。

大徳寺瑞峯院

大徳寺瑞峯院について

基本情報

山号寺号
龍寶山瑞峯院(りゅうほうざんずいほういん)
宗派
臨済宗大徳寺派
寺格
大徳寺塔頭
創建
1535年(天文四年)
開山
徹岫宗九(てっしゅうそうきゅう)
開基
大友義鎮(宗麟)
本尊
釈迦如来
駐車場
有料駐車場あり - 大徳寺駐車場利用。
交通機関
大徳寺バス停徒歩5分
住所
京都府京都市北区紫野大徳寺町81

概要

臨済宗大徳寺の塔頭で、九州豊前豊後のキリシタン大名 大友宗麟の菩提寺である。 1535年、大友義鎮(宗麟)が、大徳寺第91世 大満国師を開山に迎え創建した。 寺号は大友宗麟の法名「瑞峯院」から。 本堂(方丈)表門、唐門は、室町時代の禅宗方丈建築の遺構をとどめる創建時のもので、国の重要文化財。 方丈周囲の三庭は、重森三玲によって作庭されたもので、前庭は蓬莱山式庭園、裏庭はキリシタン大名宗麟に因み、7個の石組みが十字架に組まれている。 また、安勝軒、餘慶庵、平成待庵などの茶室もある。

見所

国重要文化財
本堂(方丈)附 玄関・扁額 - 創建時1535年の建立で、室町時代の禅宗方丈建築の遺構をとどめる。扁額は後奈良天皇の宸筆。
表門 - 創建時1535年の建立。
唐門 - 創建時1535年の建立。
府文化財
絹本著色虚堂智愚像 - 南宋時代の13世紀作。
観光名所
独坐庭 - 方丈前庭の蓬莱山式庭園。昭和36年の400年遠忌に重森三玲によって作庭された。
閑眠庭 - 方丈裏庭の枯山水庭園で、キリシタン大名宗麟に因み、7個の石組みが十字架に組まれている。重森三玲の作庭。
中庭 - 方丈と餘慶庵の間にある坪庭の露地。白砂にキリシタン燈籠が立つ。重森三玲の作庭。
茶室 安勝軒 - 表千家第12代惺斎宗匠の好み。大徳寺山内唯一の逆勝手席。
茶室 餘慶庵(よけいあん) - 表千家8代目卒啄斎宗匠の好みの席のうつし。(非公開)
茶室 平成待庵 - 千利休の待庵を平成になって復元。(拝観予約必要)
大友宗麟の墓 - キリシタン大名 大友宗麟夫妻の墓。

歴史

1535年
九州豊前豊後の戦国キリシタン大名 大友宗麟が、大徳寺第91世 徹岫宗九(大満国師)を開山に迎え、菩提寺として創建。
1562年
大友宗麟の法名「瑞峯院殿瑞峯宗麟居士」から「瑞峯院」と号した。
昭和3年
茶室 安藤軒が建立された。
昭和4年
茶室 餘慶庵が建立された。
昭和36年
重森三玲が方丈の南・北・西の三庭(独坐庭・閑眠庭・中庭)を作庭した。
平成2年
茶室 平成待庵が復元された。

撮影後記

 山門の西側にある通年公開塔頭のひとつです。 どことなく雰囲気が東隣の龍源院に似ていますが、重森三玲らしい尖った石を使用した特徴ある石組みと洗練された曲線を多用している点で区別できるかと思います。 拝観者もそれほど多くはないので、縁側に腰を下ろし、打ち寄せる波を眺めながら、ゆっくり体得するには、うってつけの場所かもしれません。

更新履歴

2012年10月10日
初版をアップロードしました。
2013年12月31日
携帯電話・スマートフォン専用壁紙を休止しました。
2014年1月1日
一部の無料壁紙を会員限定の閲覧に制限しました。
2014年3月23日
登録カテゴリを西陣・室町・紫野から移動しました。
2015年2月28日
ギャラリーに作品を1点追加しました。

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