浄土院

五山送り火「右大文字」

五山送り火のひとつ「右大文字」を管理することから、「大文字寺」とも称される浄土宗知恩院派の寺院。この地には天台宗浄土寺があったと伝わるが、銀閣寺を造営した際に移され、1722年、浄土寺跡地に再興された。

浄土院

浄土院について

基本情報

山号寺号
清泰山浄土院(せいたいざんじょうどいん)
別称
大文字寺
宗派
浄土宗知恩院派
創建
平安時代
開山
伝 源信
開基
泰誉浄久(たいよじょうきゅう)
本尊
阿弥陀如来
札所
京の通称寺霊場 第21番
駐車場
専用駐車場なし
交通機関
銀閣寺道バス停徒歩10分
住所
京都府京都市左京区銀閣寺町30

概要

如意ヶ岳支峰の右大文字山の山麓に建つ浄土宗知恩院派の寺院である。 五山送り火のひとつ「大文字」を管理することから、「大文字寺」とも称される。 この地には延暦寺三千坊のひとつ天台宗浄土寺があったと伝わが、文明14年(1482年)、8代将軍 足利義政が、東山殿(後の銀閣寺)を造営した際に、相国寺の西に移された。 享保7年(1722年)、泰誉浄久が浄土寺跡地に残された草堂を「浄土院」と号して再興したのが当院である。 毎年8月16日の大文字の送り火には、精霊送りが行われ参拝者で賑う。

見所

観光名所
本堂 - 浄土寺にあったといわれる阿弥陀如来坐像を安置。足利義政の持仏と伝わる。

行事

8月16日
大文字送り火 - 五山送り火のひとつ(右大文字)。山上の弘法大師像前で読経が奉修され、寺で精霊送りが行われる。

歴史

平安時代
この地には延暦寺三千坊のひとつ天台宗浄土寺があったと伝わる。
応仁の乱
兵火で焼失した。
1482年
足利義政が東山殿(後の銀閣寺)を造営した際に、相国寺の西に移された。
1722年
泰誉浄久が浄土寺跡地に残された草堂を「浄土院」と号して再興した。
1732年
随誉により、堂宇が再建された。
昭和初期
現在の伽藍が再建された。

撮影後記

 銀閣寺の北隣に佇む小院ですが、有名観光地のために拝観者は少なくはありません。 送り火の保存会は浄土院の(元)檀家による世襲だそうです。 その昔、前身の浄土寺が大火に遭った際に、本尊の阿弥陀如来が大文字山に飛翔して光明を放ち、その霊験を模して行われた火の儀式を、弘法大師空海が大の字形に改めたと伝わります。

更新履歴

2015年1月15日
初版をアップロードしました。

浄土院紀行のコメント

コメントを書く

お名前 ※
ホームページ
コメント本文 ※
認証キー ※ (半角)
Captcha Code

フェイスブックを開始しました。上のタブからどうぞ。

おすすめギャラリー

鎌倉

鎌倉紀行

作品追加中
さくら

さくら紀行

作品追加中
美瑛・富良野