麟祥院

春日局

臨済宗大本山妙心寺の塔頭寺院である。徳川家光が乳母であった春日局のために創建し、局が逝去すると、菩提を弔うため法号に因み「麟祥院」と改めた。御霊屋には、小堀遠州作と伝わる春日局木像が安置されている。

麟祥院

麟祥院について

基本情報

寺号
麟祥院(りんしょういん)
宗派
臨済宗妙心寺派
寺格
妙心寺塔頭
創建
1634年(寛永十一年)
開山
碧翁愚完
開基
春日局
駐車場
無料駐車場あり - 妙心寺駐車場利用。
交通機関
妙心寺北門前バス停徒歩3分、京福妙心寺駅徒歩5分
住所
京都府京都市右京区花園妙心寺町49

概要

臨済宗大本山妙心寺の塔頭寺院である。 1634年(寛永11年)、徳川家光が乳母であった春日局の京都での香華所として木辻菖蒲小路(現在の花園高校付近)に創建した。 10年後に春日局が逝去すると、家光は菩提を弔うため碧翁愚完を開山として「麟祥院」と改めた。 春日局の法号「麟祥院殿仁淵了義尼大姉」に因む。 御霊屋(おやまや)には、小堀遠州作といわれる春日局木像が安置されている。

見所

観光名所
本堂 - 明治30年の移築。春日局と縁があった海北友松の子 海北友雪筆の水墨襖絵「雲龍図」などがある。
御霊屋 - 春日局が仙洞御所にあった釣殿を後水尾天皇より下賜され二条城より移築したもの。小堀遠州作といわれる春日局木像が安置されている。
庭園 - 方丈庭園には二本の楓が癒着して一本のように見える「連理の紅葉」が植えられている。
墓地 - 稲葉正親・正益・正弘・正諶(淀藩稲葉家4代~7代)、柳生利厳(江戸時代の剣術家)など。

歴史

1633年
徳川家光が春日局のため木辻菖蒲小路(現在の花園高校付近)に創建した。
1643年
春日局が逝去し、家光は菩提を弔うため碧翁愚完を開山として「麟祥院」と改めた。
明治維新
廃仏毀釈により、8,600坪の寺域は1,500坪になった。
明治30年
妙心寺山内の現在地に移転した。

撮影後記

 東京の文京区湯島に春日局の墓がある麟祥院があります。 また、以前一本桜を撮影した際に小田原市の紹太寺にも春日局の墓がありました。 こちらは孫の稲葉正則の開基になります。 京都の麟祥院は、江戸幕府による朝廷監視の目的もあって創建されたともいわれるそうです。

更新履歴

2015年1月25日
初版をアップロードしました。

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