京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
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京都 四季の古都紀行
Kyoto: Ancient Capital for Thousand Years
西大路一条にある浄土宗寺院。 境内には、五色に咲き分け、花ごと落ちずに花弁がひとひらずつ散る「五色八重散椿」の珍種チリツバキがあり、「椿寺」として広く親しまれている。 加藤清正が朝鮮出兵の際に持ち帰り、豊臣秀吉に献上し、北野大茶会で当寺に寄進された銘椿であったが、惜しくも昭和58年に枯死し、現在は樹齢120年ほどの二代目。 この寺は、729年、聖武天皇の勅願により、行基が摂津国に創建した「地蔵院」がはじまりと伝わる。 平安時代、衣笠山南麓に移され七堂伽藍が整備された。 明徳の乱(内野合戦)の兵火で伽藍を焼失したが、足利義満が金閣寺建立の余財で再建した。 その後、豊臣秀吉の命によって衣笠山南麓から現在地に移された。
北野天満宮の南側、北野白梅町にある小さなお寺です。 一昨年に同じ洛西カテゴリで「地蔵院」をアップしましたが、あちらは竹林が美しい「竹の寺」で、こちらは五色咲き分け散り椿で知られ「椿寺」と称されています。 なんでも、加藤清正が朝鮮出兵の際に蔚山城(うるざんじょう)から持ち帰ったそうです。 それが秀吉に献上され、北野大茶湯で天神さまから近いために宿坊となり、それが縁で境内に植えられたとのことです。 なお見たところ、京都市の天然記念物に指定されている柊野の五色八重散椿ほどには、五色に咲き分けていませんでした。
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