西雲院

紫雲石

1616年創建の浄土宗大本山金戒光明寺の塔頭で、会津藩の菩提寺となっている。境内には大霊石「紫雲石」が安置されている。法然上人がこの石に腰をおろし念仏を唱えると、紫雲棚引き、金戒光明寺を開基したと伝わる。

西雲院

西雲院について

基本情報

山号寺号
紫雲山西雲院(しうんざんさいうんいん)
別称
紫雲石、万日寺
宗派
浄土宗
寺格
金戒光明寺塔頭
創建
1616年(元和二年)
開山
宗厳
開基
宗厳
本尊
阿弥陀如来
駐車場
無料駐車場あり
交通機関
岡崎神社前バス停徒歩8分
住所
京都府京都市左京区黒谷町121

概要

黒谷にある浄土宗大本山金戒光明寺の塔頭。 境内には大霊石の「紫雲石」が安置されている。 法然上人がこの石に腰をおろし念仏を唱えると、紫雲が棚引き、黒谷に庵(金戒光明寺)を結んだと伝わる。 高麗人の宗厳が、紫雲石を金戒光明寺第27世了的より賜り、1616年に開創された。 幕末、黒谷が京都守護職松平容保の本陣となり、本院は会津藩士殉職者墓地をあずかる。

見所

観光名所
本堂 - 扁額は照高印道晃の筆。
紫雲石 - 法然上人がこの石に腰をおろし念仏を唱えると、紫雲が棚引き、黒谷に庵(金戒光明寺)を結んだと伝わる。
会津藩殉難者墓所 - 鳥羽・伏見の戦いで殉職した会津藩士352柱が眠り、会津藩の菩提寺となっている。

行事

6月13日
くぐつ祭 - 傀儡塚において、人形劇に関わる人たちにより先人の供養が行われる。
6月第2日曜
会津藩殉難者追悼法要 - 会津松平家当主を招き、鳥羽・伏見の戦いで殉職した会津藩士の追悼法要が行われる。

歴史

1175年
法然上人が紫雲石に腰をおろし念仏を唱えると、紫雲が棚引き、黒谷に庵(金戒光明寺)を結んだと伝わる。
1616年
宗厳が紫雲石を金戒光明寺第27世了的より賜り、「西雲院」を開創した。
江戸時代
宗厳は千日念仏惣回向を修し、死後も弟子が、万日念仏惣回向、四万日念仏惣回向(100年)と続けられ、「万日寺」と称された。
幕末
会津藩主 松平容保は、京都守護職に任命され、黒谷を本拠地とした。
1868年
会津小鉄が鳥羽・伏見の戦いで賊軍となり放置されていた会津藩士の遺体を当院に葬った。

撮影後記

 くろ谷の墓地の奥の方にある塔頭で、会津藩の藩士たちが数多く眠っています。 某指定暴力団の初代でも知られる会津小鉄は、鳥羽・伏見の戦いに子分500人を動員し、放置されている会津藩の戦死者352名の遺体を葬ったそうです。 体格は小柄でしたが任侠に生きた侠客でありました。

更新履歴

2014年12月29日
初版をアップロードしました。

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